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2010-03-20 (Sat)

人生七十古来稀なり

1940(昭和15)年生まれの父は、今年70歳。古稀です。
本来は数え年で祝うものなんでしょうけど、現代では何事も満年齢で行うことが多いし、昨年の誕生日には当然のように古稀などという意識はなく、今年祝っても差し支えはないだろうということで、ささやかながら家族でお祝いをしました。
と言っても、何ら特別なことをしたわけではないのですが・・・。

とりあえず父の大好きな酒を3種類用意し、飲み比べてもらいましたよ。
名高き“越乃寒梅”も買ってみたのだけれど、いちばんお気に召したのは“獺祭”という山口県の地酒。“獺祭”とは、カワウソが捕らえた魚を岸に並べる習性がまるで祭りをするように見えるところから、執筆の際に本などを広げ散らす様のことだそうです。明治の文豪・正岡子規が獺祭書屋主人というペンネームを使うこともあったのだとか。
職場の先輩も“獺祭”を愛飲していて、酔うとこの話をよくします。

メインディッシュは寿司。長年出前をお願いしている寿司屋があって、そこの中トロは絶品。それとは別に、近所の回転寿司屋も結構イケるので、2つの店から取り寄せるという離れ業。回転寿司のテイクアウトは、ネタが自由に選べるのが嬉しい。サーモンとかサラダ巻きとか、桶で頼むとお目にかかれないですからね。良いとこ取りで満足度も高い。

ところがですよ。「7:00pmに取りに来る」とお願いして、時間に取りに行ったのですが、「もう少しお待ちいただけますか?」とのこと。カウンターの中を窺っていると、まだ作り始めてもいない様子。ようやく7:10pmになって、うちが注文したネタの確認をしている始末。
待たされるのが大嫌いな僕はチョー不機嫌。接客担当の店員が「お待ちいただいている間に」と言ってお茶を入れてくれたんだけど、首を振り、仏頂面で立っていたんです。
15分後、ようやく握り終わり会計。詫びの一つもなかったら文句言ってやろうと気構えていたのですが、「大変お待たせして申し訳ありません」と10%引きにしてくれましたよ。次回使える2割引券もくれて、礼こそ言いませんでしたが、黙って帰ってきました。
握りたてで、みんな「美味しい」と言っていたので、結果オーライですよね。

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