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2006-03-17 (Fri)

王様の耳はロバの耳

ある国にロバの耳をした王様がいました。王様は、髪を刈りにきた床屋にそのことを秘密にしておくよう命じますが、どうしても我慢のできなかった床屋は、深い穴を掘って「王様の耳はロバの耳」と叫んでスッキリします。しかし時が経ち、掘った穴から生えた葦が、一斉に「王様の耳はロバの耳」と歌い出し、ついには国中に知られるところとなってしまうのでした――

「いずれはわかることなんだけど、とりあえず皆には秘密にしといて」なんて言われると、僕は言いたくて言いたくて、それこそ床屋のように言いたくて堪りません。
たとえば誰かと誰かが付き合ってるだとか、もうすぐ会社を辞めるだとか、どのみち皆が知ることじゃん。ああ、話してえ!

口ですか? 軽いですよ、僕。

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