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2000-12-25 (Mon)

Merry Christmas!!!

聖書によるとイエス・キリストが誕生したのは“夜”とだけしか記されていません。
そもそもギリシア教会などでは、1月6日をイエスの生誕記念として祝っていました。
4世紀頃ローマでは、当時の暦で冬至にあたる12月25日を、太陽神ミトラを讃え、“一年でいちばん光の弱い太陽が再びその力を取り戻す日”として祭が行われており、やがてその日が、イエスの誕生日として今日に至ったと言われています。

サンタクロースも実在したと言われています。
4世紀のギリシア人聖ニコラウスが、その人です。ミュラ(現在のトルコのデムレ)の司教であった彼は、非常に慈悲深く子供好きだったと伝えられ、古くヨーロッパではそんな聖ニコラウスを祝う12月6日に、彼に扮した人が日暮れに現れて、良い子には背負った袋からご褒美が与えられ、また悪い子には戒めをして、ちゃんと言うことを聞けば、やはり何か貰えるという習慣がありました。
そうした風習を、17世紀にアメリカ大陸に移民したオランダ人が広め、聖ニコラウス(蘭語で“Sint Klaes”)が訛ってサンタクロース(Santa Claus)となり、聖夜に大きな袋を背負って、トナカイのそりで贈り物を配るという、現在のサンタのイメージになっていきました。

ちなみに、頭巾のついた外套に、白い髭を生やした姿のモデルは、19世紀のドイツの画家モーリッツ・フォン・シュヴィントが描いたのが始まりと言われており、あの真っ赤な衣装は、1931年にコカ・コーラ社の広告のために、ハッドン・サンドブロムが描いたポスターで、イメージカラーである赤い服を着せて、全世界に定着したものです。

さらに余談になりますが、トナカイのそりの始まりは、アメリカの神学者クレメント・クラーク・ムーアが1882年に彼の子供のために書いた「聖ニコラスの来訪」という詩です。
そりを引くのは8頭で、それぞれDasherDancerPrancerVixenCometCupidDonderBlitzenと名前も付いています。僕らには、赤鼻の“Rudolph”が、いちばん馴染み深いかも知れませんね。

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