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フェーンチャン ぼくの恋人

My Girl / แฟนฉัน

2003 / タイ
監督
คมกฤษ ตรีวิมล (Komkrit Triwimol)
ทรงยศ สุขมากอนันต์ (Songyos Sukmak-anand)
วิทยา ทองอยู่ยง (Witthaya Thongyooyong)
นิธิวัฒน์ ธราธร (Nithiwat Tharathorn)
อดิสรณ์ ตรีสิริเกษม (Adisorn Tresirikasem)
วิชชา โกจิ๋ว (Vitchaya Gojiew)
出演
ชาลี ไตรรัตน์ (Chalee Trirat)
ชวิน จิตรสมบูรณ์ (Chawin Chitsomboon)
โฟกัส จีระกุล (Focus Jeerakul)
วงศกร รัศมิทัต (Wongsakorn Rasameetat)
อนุสรา จันทรังษี (Anusara Chantarangsri)
เฉลิมพล ทิฆัมพรธีรวงศ์ (Chaleumpol Tikumpornteerawong)

タイ国立チュラロンコーン大学の演劇学科出身6人が共同で監督。本国で大ヒットしたのだそうだ。

バンコクで働くジアップ(チャイン・チットソムブーン)は、母親から結婚式の招待状が届いたとの知らせを受ける。それは子供の頃に近所に住んでいた初恋の相手からだった。

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1980年代、ペッチャブリ。小学4年のジアップ(チャーリー・タライラット)は、近所に男の子がおらず、二軒隣に住む幼馴染みのノイナー(フォーカス・ジクラン)といつも一緒に遊んでいた。だが、女の子とばかり遊ぶ彼は、学校でもからかわれ、内心は男の子たちと遊びたい。ある時、どうしてもジャック(チャルームポン・ティカマポーンティラウォン)たちの仲間に入りたかったジアップは、度胸試しにノイナーに意地悪をするよう言われ、彼女の心を傷つけてしまう。間もなく、ノイナーの一家は引っ越すことになり、言葉も交わすことなく離ればなれになるのだった――

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非常に親しみの湧く映画だった。子供の頃に夢中になったものや遊びなど、日本のそれと変わらず、なんだか懐かしさが込み上げてくる。そして何と言っても、ジアップ少年の気持ちに共感せずにはいられない。思春期になる少し前の少年の気持ちが丹念に描かれているのが秀逸。僕も女の子と遊ぶことが多かったが、でもやっぱり男友達とドッジボールやドロ警をやるのは楽しくて仕方なく、時には女の子にわざと意地悪もした。そんな、異性をほんの少し意識するようになる年頃の男の子の心理を絶妙に捉えていた。作品を彩る細かいエピソードの一つ一つも胸がキュンとする。

主演の二人がヤバいほど可愛い。言葉はわからないが、演技もかなり良い線だと思う。ガキ大将たちがまた芸達者で驚く。歌って踊って、日本の子役にこれだけの逸材はいるだろうか。全部通して温もりのある映画だったが、口下手な少年が、ノイナーを追いかけるジアップに向かって、懸命に言葉を発するシーンで涙がこぼれてしまった。

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