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ボーン・コレクター

The Bone Collector

1999 / アメリカ
監督
Phillip Noyce
出演
Denzel Washington
Angelina Jolie
Queen Latifah
Michael Rooker
Mike McGlone
Ed O'Neill
Luis Guzman
Leland Orser
John Benjamin Hickey

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ジェフリー・ディーヴァーの同名小説の映画化。連続猟奇殺人をめぐる犯罪ミステリーだ。

ニューヨーク。タクシーに乗った夫婦が連れ去られ、亭主の変死体が発見された。事件はリンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)に持ち掛けられる。彼は敏腕の犯罪捜査官だったが、4年前に事故で全身のほとんどが麻痺してしまい、動かせるのは首から上と左手の薬指のみ。パトロール警官のアメリア・ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)は現場に残された証拠を手際よく処理した腕を買われ、ライムの助手として、まだ生きている可能性のある妻の捜査に当たる――

知能が高く、わざと証拠を残し、とても手の込んだ方法で警察に挑戦する犯人像。殺人のやり方もまさに猟奇的で、高温のスチームを浴びせたり、大量のねずみに襲わせたり・・・。序盤のジットリとした映像と演出は、サスペンスを煽って見応えがある。で、どんな結末かと期待したのだが、ドナヒーが手掛かりを見つけるくだりや、犯人の動機が、前半の気の持たせ方にしては呆気なさ過ぎて拍子抜けしてしまった。

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デンゼル・ワシントンが四肢麻痺の患者を演じるということで話題に。ほとんど顔だけで芝居するのだから大変だっただろう。安楽死を望んでいるライムが、事件を担当することで生き生きとしてくるというメリハリがもう少しあるとなお良かった。それよりも注目はアンジェリーナ・ジョリーで、演技は荒削りだが存在感があり色っぽい。看護婦セルマ役のクイーン・ラティファがなかなか良いのだが、あの最期は扱いが酷すぎないか?

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