ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones's Diary
- 2001 / アメリカ
- 監督
- Sharon Maguire
- 出演
- Renée Zellweger
- Colin Firth
- Hugh Grant
- Shirley Henderson
- Sally Phillips
- James Callis
- Gemma Jones
- Jim Broadbent
ロンドンの出版社に勤めるブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)は、32歳で独身。ダイエットをして結婚もしたいが、結局シングルトン仲間と飲みに出かけてしまう日々。そんな彼女の日常の出来事や摂取カロリー、タバコの本数を日記に書き綴っていく。
原作は英国インデペンデント紙に連載されたヘレン・フィールディング著のコラム。日本でも話題となり、満を持しての映画化に当たって、主役ブリジットを射止めたのはアメリカ人のレネー・ゼルウィガーだ。彼女はこの役のためにイギリス英語を習い、体重を増やしたと聞く。何よりも原作のイメージをなるべく壊さず、共感の得られるキャラクターにしなければならないのだから大変だったろう。そして、彼女のキャスティングは成功した。ぽっちゃりした体型も口元も愛らしく、それなりの年齢も重ねてるので自分の意見も持っていて、一人称で入るナレーションも結構辛辣だったり、でも何となく雰囲気に流されてしまうブリジットが憎めない。
しかし良かったのは彼女だけで、映画としてはさほどのものではない。
時々思い出したように妙な妄想シーンを入れてみたりして、いかにも初監督っぽい出来上がり。また脚本もコリン・ファース演じる弁護士マークがブリジットに好意を持つきっかけが茫漠としすぎで、ラブコメとしては中途半端さを拭いきれない。
ついでに言うと、イギリス物だからまさかと思ったがヒュー・グラント。また出てきたよって感じ。僕はどうもあの垂れ目が鬱陶しくてイヤなんだけど、まあ・・・今回は彼のおかげでいささか楽しめたか。
あと、ブリジットの両親が仲直りするところは素敵。男は広い心を持たないと。