チャーリーズ・エンジェル
Charlie's Angels
- 2000 / アメリカ
- 監督
- McG
- 出演
- Cameron Diaz
- Drew Barrymore
- Lucy Liu
- Bill Murray
- Sam Rockwell
- Kelly Lynch
- Tim Curry
- Crispin Glover
僕はどちらかって言うと現実感のない映画は倦厭するほうなんだけど、中途半端に嘘っぽくないところが気に入った。かっこいい! 美しい! 売れっ子三人がここまでやってくれたら文句の付けようがない。
謎の金持ちチャーリーから、声だけの指示で事件を解決する美女三人(キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー)と連絡係ボスレー(ビル・マーレー)。今回の依頼は、誘拐されたコンピューターソフトの開発会社社長を助け出し、盗まれたソフトを取り戻すこと。ライバル会社の社長(ティム・カリー)が開くパーティーに潜入すると、そこには怪しい痩せ男(クリスピン・グローバー)が。逃げ出したその男を追った先で、椅子に縛り付けられた社長(サム・ロックウェル)を発見。しかしまだ盗まれたソフトを取り戻す任務が残っていた――
1970年代に人気を博したテレビシリーズの劇場復刻版。テレビ版は今見るとキッチュな感じだが、そのテイストをパロディにして現代風にアレンジしてあるのがいい。ナタリー(キャメロン・ディアス)がお尻ふりふりで踊るシーン、それと夢で男性ダンサーをバックに踊るシーンは圧巻だ。ストーリーはまったくもって荒唐無稽で漫画風。正直、「ん?」と思う展開も少なくないんだけど、とにかく徹底的に嘘っぽいので、多少の疑問符はどうだっていいってもんだ。プロデューサーに名を連ねるドリュー・バリモアの意向もあり、エンジェルたちは銃を使わず、全編カンフーで応戦。このアクションも見もの。悪党たちの最期がやや呆気ないのが、僕にはちょっと食い足りなかったが、インテリぶって感想書くのもアホらしくなる痛快さだ。