クリフハンガー
Cliffhanger
- 1993 / アメリカ
- 監督
- Renny Harlin
- 出演
- Sylvester Stallone
- John Lithgow
- Michael Rooker
- Janine Turner
- Rex Linn
- Caroline Goodall
- Ralph Waite
ロッキー山脈でレスキュー隊の仕事をしていたゲイブ・ウォーカー(シルヴェスター・スタローン)は、親友ハル(マイケル・ルーカー)の恋人を救出中に死なせてしまう。8ヶ月後、事故以来、別の職に就いたゲイブは、恋人ジェシー(ジャニン・ターナー)を迎えに現れる。その頃、海外流通用の紙幣を運ぶ輸送機がクエイルン(ジョン・リスゴウ)率いる犯罪組織に襲われるが、途中で計画は失敗。クエイルンらを乗せた小型ジェット機がロッキー山脈の山中に不時着する。SOSを受けたハルとゲイブが現場に行ってみると、犯人グループから紙幣の入った3つのトランクを探すよう脅される――
タイトルどおりハラハラドキドキの連続だ。もうね、どうやって撮影しているのか、ろくな道具も使わずに断崖をスタローンが登っているわけ。そしてカメラはどんどん引いていくんだけど、どう見てもセットとは思えない。どこまでスタントか判らないけれど、それはそれは凄い映像。どれだけ握力があったら、あのほぼ垂直の岩肌に掴まっていられるの?って感じ。
ストーリー(と言うかアクシデント)が詰め込まれ過ぎ。悪党どもが最初から不協和音でサスペンスを煽るんだけど、この悪党どもの頭が良くない。あんな雪山で登山の素人がプロに向かって居丈高なのがワケわかんない。まあ、その辺は映画だし無視するとしても、2つ目のトランクくらいで諦めないかな、クエイルン。金への執着がいささか不可解で、人質をあっさり解放しちゃう頭の悪さだ。
それはすなわち脚本、監督の頭の悪さだと思うし、人がぶっちゃぶっちゃと死んでしまうのが僕的には苦手なんだけど、迫力満点の映像は一見の価値があるので、高所恐怖症でなければ一回くらいご覧あれ。