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ミセス・ダウト

Mrs. Doubtfire

1993 / アメリカ
監督
Chris Columbus
出演
Robin Williams
Sally Field
Pierce Brosnan
Harvey Fierstein
Lisa Jakub
Mattew Lawrence
Mara Wilson
Robert Prosky

声優のダニエル(ロビン・ウィリアムズ)は三人の子供の父親。妻のミランダ(サリー・フィールド)とはうまくいかなくなり離婚することになる。子煩悩なダニエルだが、定職がないために養育権が認められず、週一日しか子供たちに会うことができない。仕事を持つミランダが、留守を預ける家政婦を募集することを知ったダニエルは、得意の声芸と女装でミセス・ダウトファイアになりすまし、家政婦として子供たちの面倒を見ることになる――

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ロビン・ウィリアムズの個人芸が炸裂! 登場から歌うは『町の何でも屋』で、オペラ・アリアから有名人の物真似、イタリア語、スペイン語訛りから英国訛りまで、声色だけでなくアクセントまでも自由自在。もう、ただただ感嘆するばかり。それに彼は本当に子供が大好きなんだろうなぁと伝わってくるほど、表情にも台詞にも情感がこもっていて、サリー・フィールドがちょっと嫌な女に見えちゃうくらい。ロビン・ウィリアムズは製作にも名を連ねているので、ほとんど彼に即した内容になっているのだけれど、彼女にしろピアース・ブロスナンにしろ、これでもかと芸を披露するウィリアムズ相手にかなり割を食ってる。

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厳格な父親像、伝統的なアメリカの家庭といった価値観が崩れた時代。そんな時代だからこそ、家族というものを前面に押し出したこういう作品が製作されたのだろうけれど、いささか説教臭くて鬱陶しく感じる部分がなくはない。
・・・て言うか、ドタバタ喜劇に小難しいご託はどうでもいいか。
特殊メークってそんなにサッと早変わりできるの?みたいな引っ掛かりもあるけれど、上手に企画を生かしたと思う。マスクを作る時のミュージカル・シーンと、ミセス・ダウトの正体がバレたときのサリー・フィールドが大いに笑えた。

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