アルマゲドン
Armageddon
- 1998 / アメリカ
- 監督
- Michael Bay
- 出演
- Bruce Willis
- Billy Bob Thornton
- Ben Affleck
- Liv Tyler
- Will Patton
- Steve Buscemi
- William Fichtner
- Owen Wilson
- Michael Clarke Duncan
- Peter Stormare
- Ken Hudson Campbell
地球に小惑星が接近、衝突の危機にアメリカNASAが考えた唯一の解決策は小惑星を掘削し、地下800フィート(240メートル)で核爆弾を爆破させ、軌道を変えさせるというもの。掘削のプロとして選ばれたのはハリー・スタンパー(ブルース・ウィリス)とその仲間たち。人類存亡の危機を賭けた重大な任務を果たすために宇宙へ向かう――
これでもか、これでもかっつーハプニングのオン・パレード。宇宙に出て、最初に寄った宇宙ステーションでトラブルに見舞われ、着陸でもトラブル、掘削でもトラブル、時間制限にもトラブル・・・。それがことごとく間一髪で危機を脱するので、もうお腹いっぱいって感じ。石油掘削の仕事にプライドを持つ男たちのヒロイックな姿は、宇宙では異質、と言うか滑稽。それにスクリーンでは岩がびゅんびゅん飛んで、何が起こってるのか、誰が映っているのか解りゃしない。これが1時間も続くので、見終わるとぐったりする。
ただし、クライマックスでは親子の愛、友情に泣かされた。ストーリーにもそれなりの伏線が張ってあるので、いかにも取って付けたようなお涙頂戴ってことでもなくて、僕は結構ウルウルしてしまった。ほかの出来が前述のようにお世辞にも良いとは言えないので、そのシーンを見るための2時間半って気がしないこともないのだけど。それとCGは凄い。ニューヨークに隕石が降るところなんてすごい迫力。松田聖子が逃げる。上海もパリも吹っ飛ぶ。あとエアロスミスの主題歌が最高。娘リヴ・タイラーも案外いい女優になりそうな予感だ。
似たような隕石パニックもので同時期に公開された《ディープ・インパクト》と比較されるが、映画の出来は大差ない。強いて言えば、僕は本作のほうが若干楽しめた。