tuneful.jp

HOME > ARCHIVE > December 2010

1 - 8 / 31 Entries 1  2  3  4  Next › »

2010-12-01 (Wed)

12月ということで

歌舞伎俳優がお酒のトラブルで殴られようが興味はありません。連日スポーツ新聞やワイドショーを賑わしているけれど、痛々しいのでやめて欲しいです。
ただ一つ、僕は酒癖が悪いという自覚はないのですが、それでも、酔った勢いで他人様に乱暴な振る舞いをしないようにと、改めて自分を戒めました。


picture

2010年もいよいよ残すところあと1ヶ月。街はすっかりクリスマス仕様になりましたね。

職場のビルを出たところにあるイチョウが、燃えるように黄色になっていて、こんなに色鮮やかだったっけ?と驚くほどですよ。
最近、物の色がとても鮮やかに感じられることが、ちょくちょくあります。僕の眼に何か変化でもあったのか? 歳を取ると、逆に色がわかりづらくなるとは聞いたことがあるけれど。まあ、意識の変化なのかも知れません。

picture

月曜日から3日連続で大手町まで歩いています
最初はちょっと長いなと思ったけれど、次第に慣れてくるもんですね。道すがらいろんなお店を発見したりして、楽しみながら歩いていると、結構スイスイ行けちゃいます。

でもそれなりの距離を歩いているからか、体は意外と疲労しているみたいで、帰りの電車でウトウトするようになりました。僕、電車ではあまり寝ないほうだったのに。
今日なんか思いの外眠りこけていたようで、一駅乗り過ごしてしまいましたよ。

2010-12-02 (Thu)

レコードは買って聴くものでした

明日は“着うたの日”なんだそうです。2002年12月3日にauで初めてサービスを開始したのだそうで、CHEMISTRYの『My Gift to You』という曲が記念すべき第1号だったそうです。

・・・・・僕、一回も利用したことないんだけど、着うたなんて。使う?
マナーモードにしてる人がほとんどだろうし、着メロだって下手したら使っていなくて、普通のプルルルッて音にしている人も多いんじゃないのかな。着メロをジャンジャカ鳴らしている人をたまに見かけるけど、だいたい中高年です。
着うたフルにしたって、わざわざビットレートの低い音源を100円とかでダウンロードするのは、なんか勿体ない気がするし。全然メリットがわからない。だって、著作権のことがあるからダウンロードした携帯電話でしか聴けないんでしょ?

それなのにこういうサービスが定着して8年も続いているのは、音楽がやはり使い捨てされているからなのかなって思います。
CDでちゃんと聴かなくても良い。音質が多少悪かろうが、手軽にあれこれ聴ければ良い。きっとそういうことなんだよね。作り手もそれでヨシとしちゃってるところもあるんだろうしね。

結論としては、僕は古い人間なんでしょう。
レコードは買って聴くもの。ドーナツ盤ですよ、CDじゃないんだから。小さい頃はプレーヤーが家になかったから、テレビの歌番組が数少ない音楽を聴けるチャンスだったんだから。
いつでも好きな曲をダウンロード!? バカ言ってんじゃないよ。

2010-12-03 (Fri)

新しい仕事を覚えるのだ

東京メトロ湯島駅の階段を上がった目の前の道を、車が派手に水しぶきをあげて走っていました。道路が半分冠水している・・・。たしかに世田谷の家を出る時も雨脚は強かったけれど、まさかこんなになっているとは!

僕が会社に向かって歩く頃にはすでにやみかけて、おかげさまで濡れることもありませんでしたが、僕より少し前に出勤してきた人たちはひどい目に遭っていましたね。革靴に新聞紙を詰めて乾かそうとするんだけど、夕方になっても「まだビチョビチョ」と嘆いていましたよ。


昨日から仕事の引継を受けているのですが、ヤバいです。とてもこなせそうにない。
これまで僕がやってきた仕事の3倍くらいの事務量があるんじゃないかと思うほど。とにかくやることがいっぱい。それを2日で伝えようと言うのだから、容赦ありません。

自分でも、ものすごく脳みそをフル回転させている実感がありますね。こないだ先輩に言われました。「いちばんカロリーを使うのは、頭を使うことだ」と。カロリーって脳の中でガンガン消費されるらしいですよ。だから、2日間を終えて、なんかすごい疲労感。

週末だし、異動していなかったら忘年会にでも参加して、今頃大いに浮かれていたはずなのに、仕事をマスターするまでは自粛せざるを得ません。トホホ。

2010-12-04 (Sat)

歌合戦より歌謡祭

僕は常々、大晦日に放送するNHK「紅白歌合戦」については、その在り方に疑問を呈してきました。紅組と白組に分かれて優劣を競い合うことに何の意味があるのか、と。誰もが納得の一流アーティストを一堂に会して、歌の祭典にしたらどうか、と。

それを良い形で実現しているのが「FNS歌謡祭」。かれこれ20年も前に賞レースを取りやめ、コンサート形式にしたのは大変な英断だと思います。純粋に音楽を楽しめるし、それによって出演するアーティストの幅も広がる。素晴らしいじゃないですか。

昨年「奇跡のコラボレーション」で好評を博し、今年は「最強のコラボレーション」をテーマに、4時間強で全74曲の豪華版。空回りしがちなトークも極力控えて、歌だけで勝負。しかも普段見られない組み合わせのコラボレーションは見応えがありましたよ。注文を付けるなら、生放送じゃなきゃダメなの?ってことだけ。

以下、感想を箇条書きにて。

  • My Little LoverのakkoとJUJUが『Hello, Again』で共演。だけどマイラバ衰えちゃってツラかった。
  • 山口百恵の初期の曲って、なんでエロ路線だったんだろう?って、今さらながらに思いました。作詞は千家和也氏。
  • 久保田利伸『Missing』を平井堅とデュエット。今日一の感動。
  • 嵐と松下奈緒を組ませたのは、NHKへの対抗意識ですね? 珍しく嵐が口パクじゃなかったのにビックリ。
  • Superflyがメリッサ・ギルバートに見える件。

メリッサ・ギルバートと言ってもピンと来ないかも知れませんが、「大草原の小さな家」のローラを演っていた女優さんと言えば、わかる方も多いはず。似てませんか?

2010-12-05 (Sun)

宇多田にしてちょうだい

最後に髪を切ったのは、まだ夏真っ盛りの8月。3ヶ月以上も放ったらかしにした結果、最近の僕はさながら“売れないストリートミュージシャン”か“ヘアスタイルに頓着のないアキバ系”という風貌で、野暮ったいことこの上なし。鏡を見るたびに気が滅入る汚さでした。

いつもは横浜の実家の近くで切っているのだけれど、たまには自分ん家の近くで冒険してみようと思い、ネットで調べて予約をしました。

担当してくれたのは女性の美容師さん。とても丁寧に説明をしながら切ってくれる方で、少々丁寧すぎるくらい。「これからトリートメント成分の入ったスプレーをつけていきます」とか「すきばさみを使ってませんが、今は髪の量を減らしているところです」とか、事細かに実況してくれるんです。ウザいありがたいんですけどね。

picture

髪を切られている間、ほかのお客さんの観察をしていることが多いのですが、今日お店にいたお客さんで、いちばん面白かったのが「あたしを宇多田ヒカルちゃんにして。大好きなの」とリクエストしていた40代くらいの女性。「それは無理だろ」と心の中でツッコみましたが、担当の美容師さんは「宇多田ヒカルですか・・・」と少し考えて、奥に引っ込んでいきました。
雑誌かネットで確認でもしていたんでしょうか。出て来て「ペプシのCMの宇多田ヒカルみたいな感じで大丈夫ですか?」と、一応イメージできたみたいです。
何が面白いって、「宇多田にしてくれ」だなんて、よく言えるなと思ってさ。もしも僕が「福山雅治みたいに」と注文したら唖然でしょ? 「どの口が言った?!」と怒鳴られたってやむを得ませんよ。まず僕なら恥ずかしくて死んじゃうね。
それにしても美容師さんも仕事とは言え、よく笑わないな。

2010-12-06 (Mon)

パの字から教えなくちゃいけませんか?

先週は新しい仕事の引継を受ける立場でしたが、今日はこれまでの仕事を後任者に引き継ぐ番でした。後任者は僕よりも遙かに歳が上。大先輩。でも庶務的なことはほとんど経験がなく、ゼロからスタートのキツい引継になりそうです。

何よりキツいのは、その人はPCの扱いがとても不慣れなこと。Eメール、Excelの極々初歩的なところから説明しないといけないという・・・。ここはパソコン教室か。
機械に対して苦手意識があるみたいで、このご時世に携帯電話を持っていない人なんです。「俺、そういうのに縛られたくないから」みたいなポリシーがあるわけでもなく、苦手だから持たない。だから自ずとEメールなどの仕組みもわかりっこない。
ましてExcelなんて。これがどういうソフトなのか、あるいはどういうことができるのかを理解してもらうのは、う〜ん、キツいなぁ。

だいいち、そんなの引継じゃありませんよね? 僕から言わせれば、そこは最低限クリアしておいてもらうべきもの。
横暴な物言いに思われるかも知れませんけど、どんなに年配でも、会社や時代のニーズに合わせて、必要なスキルを持ち合わせていなければいけないと思うんですよ。仕事をする上で、勤務経験が豊かなだけでは誰も相手にしてくれません。常に努力が必要。PCだって何だって、必要に迫られれば覚えるんだから。だって覚えるしかないんだから。

僕もあと20年もすると、新しい機械についていけなくてヒーヒー言っているかも知れないと思うと背筋が寒くなりますが、きっとその頃にはジジイでも簡単に使える機械になっているはずだと祈っています。

2010-12-07 (Tue)

めぐりん

仕事で月に数回、合羽橋にある金融機関へ行かなければなりません。晴れていれば自転車で15分くらいですが、雨の日などは歩くにはちとかったるい距離。

そこで利用することにしたのが、台東区内を循環している「めぐりん」という100円で乗れるバス。普段見かける路線バスに比べると二回りは小振りの車体で、20人も乗ればギュウギュウ。15分間隔で運行しているので、結構頻繁に目にします。
そんな「めぐりん」に、今日僕は初めて乗りました。
利用者はご高齢の方ばかり。何かと世話を焼く常連のじいさんとかいて、さすが下町って感じです。若い女性が車内の路線図で自分が降りるバス停を確認していると、「ほら、地図ならそこに置いてあるから自由に持っていきな」って、我が物顔で仕切ってましたよ。あんたのか。

上野公園から乗ってきたのは、6人組のおばちゃんたち。綾小路きみまろが好きに違いない「ザ・おばちゃん」です。
運転手さんに「鴎外荘に行くか」と尋ねていました。行きます。ただし1時間は掛かるのね。「めぐりん」は一方向循環なので、浅草のほうを通ってグルッと一周してくるわけです。
だけど、おばちゃんたちは歩き疲れたのか、1時間掛かっても「時間ならあるわ」と言って、そのまま「めぐりん」に乗ってきました。シルバーパスは使えないので、一人100円ずつ払って。それならもう少し出して、タクシーで行ったほうがいいんじゃね? だって位置的には上野公園のすぐ裏で、ワンメーターで行けると思うのに。
世話焼きじいさんも「タクシーのほうが早えよ」と言ってあげてたんだけど、おばちゃんたちは全然聞いてないし。

初「めぐりん」は、なかなか楽しい経験でした。

2010-12-08 (Wed)

寒空

北極からの寒波がヨーロッパ、北米東岸、そして日本付近の三方に広がることを「三波型」と言うのだそうです。目下その三波型が形成され、日本の上空には強い寒気が流れ込んでおり、今朝は各地で冷え込んだとニュースで言っていました。
ヨーロッパでも大寒波に見舞われて、ポーランドでは最低気温がなんと−20℃を記録し、死者が出ているそうですよ。

東京はここ数日、小春日和だったので、ようやく12月らしくなってきたと感じられる今朝。自転車で走っていると、一人のお巡りさんがトランシーバで何やら物々しく話していました。
その傍らには、およそ人とも思えぬような、でも明らかに裸の脚が剥き出しで、車椅子のような乗り物にグッタリと横たわっている人がいました。一瞬死んでいるのかと思ったけれど、お巡りさんが「とりあえず名前を聞かせてくれないかな」と話し掛けていたので、おそらく生きているのでしょう。路上生活者と思われます。きっと寒さで困憊してしまったんだろうな。
用事を済ませ、再びその場所に戻ってみると、救急車が1台停まっていたので、おそらくどこかの医療機関へ運ばれていくようです。

ヨーロッパでの寒波による死者のほとんどは、路上生活者だということも聞き、厳しい冬の寒さは人の命に直結するのだと、今朝の一件を見て変に納得しました。そして、寒さをしのげる住処があるというのは、それだけで幸せなことかも知れないと思うのでした。

1 - 8 / 31 Entries 1  2  3  4  Next › »

↑ Top
←Back