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2007-09-21 (Fri)

ついに見た

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日本テレビで、もう何回となく放送されているスタジオジブリ製作の映画《火垂るの墓》を、初めて見ました。発表されてから20年近く経っていますが、僕は今まで決して見ようとはしませんでした。

僕は戦争映画を好んで見ません。
考えが甘いのを承知で書くと、戦争の惨たらしいシーンを映像で見る度に、激しく厭悪感を覚えるんです。そういう感情が反戦へとつながるのだろうから、戦争映画の意義は果たしているんだと思います。だから絶対に見ないというわけでもないのですが、ツラく救いのない物語だとわかっていて、見る勇気がどうしても湧きませんでした。
ストーリーは薄々わかっていました。身寄りのない兄妹が、やがて死んでいくストーリー。そこにはきっと救いもなく、ただ無情さだけがあるのだろう、と。

けれど、日本映画史に残る作品を見ずして、映画のこととかジブリのこととか語っちゃいけないと、ずっと引っ掛かっていて、ついに今夜見る決心をしました。

やはり、ツラかったですね。見終わった後の無力感と虚無感。
裏番組では、ギャル曽根とかいうタレントが、大食いに挑戦などと浮かれていました。
平和万歳。

 

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