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2001-02-01 (Thu)

なんか退屈

ひょえー、2月になっちゃいましたよ。

これと言って書きたいこともないくらい最近何事もありません。
朝起きて、仕事に行って、気がつくと0:00pmになっていて、午後また仕事をして、鐘が鳴ったら少しだけ残業をして、帰る。
特に嫌なこともないし、たわいない話をしては笑ったりはするけれど、一日が終わると何も残っていない気がします。充実感がないって言うか、そんな感じ。
何が足りない? 何が良くない?

2001-02-02 (Fri)

東宝名人会

職場の文化厚生の一環で、日比谷「芸術座」で寄席を見ました。
出演は橘家圓蔵、立川志の輔など、かなり名の知れた人もいたけれど、マジシャンの北見マキ、橘家富蔵なんて聞いたこともありません。いちばんヤバそうと思ったのが、漫才のあした順子・ひろし。コンビ名からしてショッパそう・・・。
そんなわけで、実は最初からあまり気乗りがしませんでした。

仕事の都合で少し遅れて行ったら、富蔵の落語が始まっていました。会場はものすごく静か。隣の子は寝ています。うっすらと起こる笑い。年配を中心にうっっすら。ああ、予想通りショッパいんだわぁ・・・。

次はいよいよあした順子・ひろし
絶対に知らないと思っていたのですが、出てきた瞬間、あ・・・この間「笑点」に出てた。なぜわかったかと言うと、ネタが同じだったから。しかも、結構ウケてる。僕は一度聞いてるので笑えなかったけど。
芸暦40年ですって。ずっとこんな調子でやってきたのかな。それはそれで尊敬に値しますね。面白いかどうかは別として。

その後、志の輔や圓蔵の落語でちょっぴり笑わしてもらって、まあ、思っていたよりも幸せな気分になれました。

2001-02-03 (Sat)

虚勢を張るんじゃないよ

昨夜は、寄席の後に有楽町で飲みました。そして気がつくと0:00am。あ〜あ、今週もまた帰れなくなっちゃった。仕方ないから飲み直そうと思って、もう1軒行ったんだけど、オールはとてもできそうにないと思ったので、板橋の後輩O.Tくんの部屋に泊まらせてもらうことに。横浜へ帰るよりは安いっしょ。
今年になって、週末に家に帰らなかったのは4回目。親にも「いい加減にしなさい」とか言われて、返す言葉もありません。アホや。わいはアホや。


1:00pm頃、腹が減ったので新宿のラーメン屋に入りました。ところが、こんな最高に稼ぎ時と思われる時間に、お客は僕一人。店に入った瞬間に「しまった!」と思いましたが、そのまま出て行くのも何だか気が引けて、仕方なくラーメンを注文をしました。
すると、店のオバサンが、何やら大声で調理場にいるマスターに話を始めました。
「昨夜はすっごい混んじゃってさー、何人も帰ってもらっちゃったわよ」「最近、団体で来るお客がやけに多くて」

・・・・・嘘だろ? 今日はたまたま空いてるとでも言いたいんか? 土曜の昼だぜ。
あんまりわざと聞こえるように喋るもんだから、何だか虚しくてね。おまけに、たった1杯のラーメンが出てくるのに10分近く掛かるんです。それがまた全然美味しくなくて、しまいにはムカついてきましたよ。
とりあえず、さっさと食って、さっさと退散しました。結局、僕が帰るまで誰一人として店に入っては来ませんでしたね。ま、当然だわ。

2001-02-04 (Sun)

立ち見

昨日は節分。今日は立春。暦の上ではこれから春ですね。
福はウチーーー! 福よ、どんどん来るがよい!

今日はものすごい久しぶりに映画館で映画を見ました。なんと立ち見。
僕は同じ姿勢で座っていると腰が痛くなってしまうので、じっと座っていられないんです。だから映画館には滅多に行かないのだけれど、かえって立ち見のほうが楽だったかも知れません。
2時間立ちっぱなしで、さすがに足は疲れたけどね。

見たのはイギリス映画の《リトル・ダンサー》。とても良かったです。

2001-02-05 (Mon)

My Style

僕のPCは、Windowsの起動時の効果音を《オペラ座の怪人》のオーヴァチュアに設定してあります。そう。知る人ぞ知るおどろおどろしいパイプオルガンのアレ。あの調べに乗せて、PCが動き始めるというわけです。
その他、警告音やメッセージのコマンドが出るときには「いいんですか、本当に?」とか「なにっ!?」とかいう声が流れたりします。
自分で録音して作ったり、人からいただいたりしたのですが、それに慣れてしまうとデフォルトの設定にしてあるPCでは、何か物足りなく感じます。

それから、僕がイチオシのアプリケーションは「チューチューマウス」。シェアウェアです。
マウスポイントが、デフォルトボタンとかクローズボタンとか頻繁に行く場所に勝手に動いてくれるというもの。これね、チョー便利。使い慣れちゃうと、それまでマウスをいちいち目的の所まで持って行ってたのが、ものすごく面倒に思えますよ。
残念ながらほかのOS用はないらしいのですが、Windowsユーザーの方には結構お薦めです。

2001-02-06 (Tue)

ティーンエイジに考えさせられる

お茶しに入った店で、隣の女の子たちの会話。
(聞こうとしたたわけじゃないですよ。声がデカいんだもん)

A子
「あたしさー、英語喋ってる時が最高に充実してる気がするんだよねー」
(ふ〜ん、英語喋れるんだ)
B子
「あたしはダンス踊ってる時かなぁ」
(へぇ〜、ダンスか。そう言や、ジャージ履いてるしね)
A子
「て言うか、アメリカ好きなんだよね。絶対向こうで就職したいし」
(おお、本気〜)
B子
「いいね、アメリカ。向こうでダンスの勉強とかしてみたいよ」
(君も前向きじゃん)
A子
「まあ、英語喋れないんだけどさ。通じたときの喜びっちゅーの?」
(喋れないんじゃ無理じゃない?)
B子
「わかるぅ。あたしはダンスは趣味にしときたいな」

ま、こんな調子で、お互い自分のことばかり喋って噛み合ってないし、話し方もかなりアホっぽかったですけど、でも、自分たちに秘められた可能性を屈託なく信じている姿を見ていて、何だか“自分は枯れてるんじゃないか”って気分にさせられました。
きっと、彼女たちは夢一杯なんですよね。僕なんて「現実はそんなに甘くないぜ」とか心の中でつぶやいちゃって、まるで夢も希望もないって感じ。

だけど、彼女たちを羨ましがっているだけじゃダメなんですよ。
僕だって、このままじゃ終わりません。まだ遅くはないですよね、夢や可能性を信じてみても? 枯れるなんて、まだまだまだまだ。

2001-02-07 (Wed)

欲求不満?

いい歳してって思うんだけど、近頃、やたらとエッチな夢を見ます。

夢ってのは都合が良いもので、絶対にあり得ないシチュエーションで、突然目の前にいる人が服を脱ぎ始めたり、普通じゃ絶対に言えない恥ずかしい言葉とかも平気で言ってのけちゃったりできます。自分の深層心理の中では、こんなスゴいことを考えているのかと、我ながら赤面してしまうほど卑猥だったりしますよね。
それに普段、朝起きると夢なんてほとんど忘れてしまうのに、こういう夢はなぜだかしっかりと憶えてることが多いんです。

実は昨夜も見たのですが、かなり強烈でした。
真っ昼間のオープンカーの中で、自分でもしたことないんじゃないかってほどの、ものすごいフレンチキスをしているんです。しかも裸で。当然その後、事に至りそうになるわけなんだけど、夢はそこまで。
そう! いつも最高に良いところで、“THE END”になるんですよ。
「うそーーっ! あとちょっとなのに、なんで?!」
悲しいかな、若い頃ならこんな夢見たら、確実に夢精してしまうところなのに、イヤらしい夢を見てもそれはありません。年齢のせい・・・? まあ、それこそいい歳して、パンツを汚してる場合じゃないんですけどね。けど、ちょっと損した気はします。(←何が?) 目覚めも、良いんだか悪いんだか微妙だし。

つーか、今夜もまた見たいなぁ。うひひひひ。

2001-02-08 (Thu)

悲しき企業戦士

「会社をリストラされた」と言うと、クビになったことを意味しますが、厳密には「会社のリストラの一環で解雇された」と言うのが適当ですね。完全に日本独自の使い方。

リストラクチャリング(Restructuring)とは、「再構築」って意味ですが、近年使われるときは、ほとんど“企業の”再構築を指します。つまり、陰りの見えた企業が経営を立て直すために、設備投資・技術・人材などを合理的に見直して、再編成することを言います。ムダがあれば切り捨てていくのです。

ムラ社会の中で、組織に忠実であることを教え込まれた日本人は、決して企業には逆らわず、20年も30年も勤め上げるのがこれまでの形態。しかし今、会社に忠誠を誓った世代が、まさにジャマにされています。なぜジャマなのか? 「高給取りだから」です。
最新のOA機器には弱く、考え方も古く、大した生産性もない。なのに、人件費ばかりやたら掛かる。当然、企業側からすれば、これ以上のムダはありません。「リストラされた」ってことは、つまりムダな人材だったというわけですね。

でも、当人からすれば、これほどの不合理はありません。
子育て、老後の貯蓄、家のローン etc... いちばん金の掛かる時期に、人件費が高いからと言って、経験も実績も無視して、バッサリと首を切られるんですから。堪ったもんじゃありません。今まで積み上げてきたものは何だったのか?
しかし、これが資本主義社会の現実であります。何事も資本家の都合で動いているのですから。そして、そこまでしてもリストラに失敗した企業が、今日もどこかで倒れて、路頭に迷う労働者をまた生み出す。
一見、とても平和に見える日本ですが、実は戦々恐々としているのです。

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