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2000-08-20 (Sun)

斉藤由貴

実は中学生の時、僕は斉藤由貴のファンでした。

はじめはアイドルとして活躍していた彼女が、一躍女優として注目されたのは、NHK朝の連続テレビ小説「はね駒」のヒロインを演じてからでしょうか。
その後、演技派若手女優として何本かの映画に主演していますが、いまひとつ作品的には恵まれませんでした。《優駿〜ORACION》は、まあまあ良かったですかね。由貴ちゃんがと言うよりは、緒形拳や仲代達矢、田中邦衛といった共演陣のお陰かな、とは思いますが。

そうそう、CX系で彼女をメインホストにしたバラエティ番組「斉藤さんちのお客さま」というのがありました。何と言うか・・・斉藤色の強ーい内容で、彼女のファンならいざ知らず、あれをゴ、ゴ、ゴールデンで放送していたとは・・・今から考えると「よっ、懐広いぜ、フジテレビ!」って感じでしたね。

この「斉藤さんち...」を放送していた1987年、東宝ミュージカル《レ・ミゼラブル》に斉藤さんが出演するという事件がありました。いくら天下の東宝が威信を懸けたビッグプロジェクトとは言え、台詞のない歌のみのミュージカルに、口が裂けても歌が上手とは言い難い彼女を起用するなんて、これまたビックリ! たしかに当時、彼女は東宝を背負って立つ女優ではあったけれど・・・。残念ながら、当時は舞台に興味がなかったので見逃してしまいましたが、斉藤さんがどう演じたのか、ぜひ見てみたかったものです。

そう、歌唱力はなかったけれど、彼女の音楽活動について、僕は結構評価をしていました。彼女独特の歌い回しと選曲のセンスが良かったんですよね。
特に「風夢(ふうむ)」というアルバムは斉藤さんのアルバムの中でもベストクオリティで、相当聴き込みましたね。作詞もこなす斉藤さんが4曲を担当していて、その瑞々しい感性と言葉の選び方が好きでした。なんて言うのか、職業作詞家っぽくなくて。
中でも飯島真理が曲をつけた『眠り姫』は、今でも時々口ずさむほど大好きです。

今や一児の母になってしまった斉藤さんですが、もちろん今も応援してますよ!

 

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