2000-08-14 (Mon)
「平和」ということを考えるとき
昨日からそばばかり食べています。食欲がない時は、ツルツルと食べてしまえるのが良いんですよね。他にもうどん、冷やし中華、そうめん、冷麺 etc... そもそも大の麺好きですから、この時季は割合が一層多くなりますね。
「またかよ･･･」と思わすイヤ〜な事件が起きました。大分県の15歳の少年が家族6人を次々と刺したという。動機はまだわかっていませんが、尋常ではないことだけは確かです。
凶悪犯罪の低年齢化がどんどん深刻になっています。
「キレた」「人を殺してみたかった」――そんな動機を聞くたびに戦慄を覚えると同時に、やり切れない思いがこみ上げてきます。それは、何かを変えれば改善できるっていうもんじゃないからだと思うんです。
マスコミは挙って「社会が病んでいる」「学校が行き詰まっている」「家族が崩壊している」などと書き立てますが、なぜ今、世の中全体がそんな風になってしまったかは、誰も明快な答えを出せずにいる現状。
僕はふと、もしかするとこの日本が平和になり過ぎたからじゃないかと思うんです。
物が豊かになり過ぎ、ツラい思いや我慢をしてこなかった世代が、社会の中心になっているから。生きていく上で自分の思い通りにならないこともあります。それを認識できないまま大人になってしまった世代なのかも知れません。
奇しくも明日は55年目の終戦の日。平和の尊さを噛みしめつつ、今の日本が真に平和なのかを考えてみたいと思います。