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2013-07-09 (Tue)

感性の素晴らしさ

先々週の「柳原可奈子のワンダフルナイト」の話から。

安藤優子がメインキャスターを務めている「FNNスーパーニュース」でのこと。
スポーツ担当の永島昭浩さんは思いが高ぶってくると話が長くなり、終わりが見えなくなるようなことがよくあるらしい。そんな永島氏がある日、例によって話が長くなってきたところで、安藤さんが良きタイミングで「永島さん、好きだなぁ。最後はいつも良い話で締めてくれるんだもん。さ、続いてのコーナーは――」と言ったのだそうです。
柳原の解説では、永島氏はそこで話を終わらせるつもりはなく、まだ喋ろうとしていたと思うのだけれど、安藤さんがそう言ったことで、誰も傷つくことなく次のコーナーに進んだ、と。
生放送を仕切る安藤優子の話術の素晴らしさに感銘を受けたとの内容でした。

この話で僕が感動したのは、安藤さんの言動よりも柳原可奈子の感性。
おそらく市井の視聴者(僕も含め)なら、情報番組のほんの些細なこのエピソードを、敢えて取り上げたりしないし、何も感じることはないと思うんですよね。
「ヤナカナすげーな」と思って。

彼女のラジオを聴き始めて早一年が経つのですが、いつも思うのは、とても優れた感性の持ち主だなぁってこと。もうしょっちゅう感心しています。
ショップ店員とかの持ちネタだってその優れた感性の賜物であり、僕が偉そうに分析するまでもありませんが、何かこう同世代かそれ以上の人の話を聞いている気がしてきますからね。僕より一回り以上も歳下なのに。
“血中ブス濃度”が高いという自虐話なんて、四十路毒女くらいの目線なんだけど、突き抜けていてむしろ気持ちが良いですからね。

要するに、日常の小さな出来事も、彼女のように何かを感じて生きていたいという話でした。

 

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