2013-05-30 (Thu)
世界一のピッツァ職人の店
中目黒駅から山手通りを池尻に向かって5分ほど歩くと、いつも行列を作っているピッツェリアがあります。僕もよく前を通るのですが、本当にいつでも行列。
店内は狭いかと言うとそうでもなく、その上テーブルはほぼ隙間なくぎっしりと配置され、どこに座っても相席のような詰め込みようで、結構な収容人数のはず。それでも行列ができるのだから、よほどの繁盛店なんだろうと思いながら、いつも通り過ぎていました。
小雨が降るあいにく天気の中、いつものようにそのピッツェリアの前を通り過ぎようとすると、珍しく空席がありました。
それだけの繁盛店のピッツァなら、一度は食べてみる価値はあるだろう。
けれど、ピッツァなんて皆でワイワイ食べるイメージだし、一人で食べるのはちょっと抵抗があるなぁ・・・と、店の前で足踏みをしていたのですが、たまたま店員さんと目が合って「お一人様ですか?」と聞かれたので、「はい」と返事をして、そのまま席に着いたのでした。
「Pizzeria e trattoria da ISA」というお店で、インターネットを見たら、店主の山本尚徳氏は、ナポリで行われる世界ピッツァ選手権で3年連続優勝というすごい経歴の持ち主でした。
しかも、その山本さんご自身が店で実際にピッツァを焼いているのだから、どうりでこんなに混んでるわけだ。
注文したのはもちろんマルゲリータ。ナポリ・ピッツァの王道。
イタリアでは、ピッツァはシェアせずに一人で食べきるんですってね。だから、皆でワイワイしなくても、僕の食べ方は場違いではないってことよね。
熱々のマルゲリータは、生地とトマトソースとモッツァレッラがシンプルの上にもシンプルで、これがナポリで認められるピッツァなのかぁ・・・っていう味わいでした。
それにしても、隣に座っていた女子二人組は、ずっと喋っていて、テーブルを見るとすっかり冷め切ったピッツァの破片。お喋りしたいのなら、ここじゃなくてコーヒーショップにでも行けよって忠告してあげようかと思いましたよ。
僕が入った時は空席がありましたけど、出る時はやっぱり行列できていましたからね。