2013-03-20 (Wed)
人の優しさを感じる一時
先日は「もう二度と行かねえ」と思うほど接客にプンスカした話を書きましたが、今日はとても気持ちの良かった飲食店での話。
以前に一度行った時も大変印象の良かった「でびっと」という桜新町のラーメン屋。
暖かい日だったので、昼時はお客が列を成していました。店内はテーブル席が3つしかなく、4〜5人で連れ立ってくる客が3組くらい重なると、席の手配がなかなか難しい。
カウンター席は1〜2人の客が数組。僕の右隣には食べ終わってもダラダラ喋ってるカップル。しばらくすると左隣の2人客が食べ終わり、カップルよりも早く出て行きました。
そんな折、外には男性4人のお客がやって来ました。テーブルは軒並みラーメンが出てきたばかりで、当分は空かない雰囲気。空いているのは、僕の左隣のカウンター席が2つ。
すると、その様子を見ていたテーブル席に座っている2人連れの女性客が、「私たち、あっちのカウンターに移りましょうか?」と店員さんに申し出たんです。すでにラーメンを食べ始めていたにもかかわらずですよ。
お店はたいそう感謝しながら、そのご厚意に甘えて、男性4人客はあまり待つことなく席に着けたのでした。
僕、すごい感心しちゃってね。店から言われたわけでもないのに、しかも品物が来る前ならともかく、食べ始めてたら、自分だったら絶対に席を移ったりしないなぁと思って。
お店側のお礼の仕方も良かったですよ。デザートの杏仁豆腐をサービスしてたの。
きっとカウンターに移った女性客は、別に見返りなど求めてのことではないはずですが、きちんと感謝を形で示したお店の対応は、とても気持ちが良かったですね。
このなんてことないやりとりに、人の優しさを感じる春分の日でありました。