2013-02-27 (Wed)
泣き言を吐き出せない
ということで、仕事を休みました。
当然です。そのために昨日、残業までして仕事を片付けてきたんだもの。
昨夜仕事から帰ってテレビをつけると、ギャル曽根が子育ての悩みを打ち明けているところでした。「解決!ナイナイアンサー」というバラエティ番組。
「自分の子育ては正しいのか」「家で一人きりで子供に向き合っていると不安でたまらない」「夫に不安な胸の内を打ち明けられない」というようなこと。
きっと生真面目な性格なんだろうね。夫に心配を掛けちゃいけないと思って、一人で思い悩んでいたと言って涙を流していました。
だけど僕に言わせれば、そんなの、贅沢な悩みですよ。
子宝に恵まれ、赤ちゃんだって元気なご様子。子育てはたしかに不安なことも多いだろうけど、よほどのことがなければ、子供って意外とたくましく勝手に育つもんですよ。
そのことは、あと数年もすれば実感できることだと思います。ただ、その渦中にいると、そんなに楽観できるものではないことも、よくわかる。
だから、ギャル曽根がどうこうってわけじゃないんだけど、ハラハラと涙する彼女に何だか少しイラッとしちゃってね。テレビ番組だろうと何だろうと、悩みを吐き出す機会を与えてもらって、恵まれてるんだよ!と。ひいては「俺なんて・・・」というやっかみですよ。
つまり僕がお伝えしたいのは、齢四十を超えた男の泣き言など、誰も聞いてくれやしないってことなんです。
たとえば昨日なら「風邪で体がツラい」と、職場で誰かに聞いてもらいたかったのだけれど、言ったところで「大の男がだらしない」くらいの反応ですからね。言えませんよ。
子育ての深刻な悩みと一緒にするなと言われそうですが、人間、弱っていると誰かに泣き言を言いたくなるもんじゃないですか。近頃僕も誰かに泣き言を聞いてもらいたかったから、余計にギャル曽根を妬ましく思ってしまったのかも。