2013-01-14 (Mon)
冬の事件簿
明け方から降っていた雨が、雪に変わったのは9:00amくらいだったでしょうか。初雪。
実家の窓から見ると横殴りの雪で、積もる前に世田谷に帰る予定でいたのですが、時すでに遅し。10:30amには相当積もっていましたね。車では帰れそうにありません。
洗濯を担当している父上は、そんな状況とも知らずに洗濯機を回し、コインランドリーに持って行こうとしていました。洗濯に異常な使命感を燃やす父上。何としても今日中に仕上げたいという無言の圧力に負け、仕方なく車を出してコインランドリーまで持って行くことにしましたよ。これがすべての不幸の始まりでした。
若い頃は車でスキーに行くこともあり、雪道の怖さは知っているつもりだったので、とにかく急発進・急ブレーキはしないようにそろりそろりと走って、何とかコインランドリーに着き、洗濯物を乾燥機に入れました。
乾くまでの間、夕飯の買い物をしようとバス通りまで出たんです。すると、先のほうで軽トラックがスリップして道を斜めに塞いでしまい、ピクリとも動きません。約20分ほど車の列に並んだ挙げ句、隙を見てUターンしてコインランドリーに戻って来ました。
乾いた洗濯物を取り出し、今度は帰路。帰りは緩い上り坂が続きます。バス通りと同じようにビッシリ渋滞していたので、ここは裏道を使うことにしたんですね。
ところが、これが大きな間違い。広い通りよりも車の往来の少ない裏道は、まっさらな雪が積もっていて、ノーマルタイヤで太刀打ちできるものではありませんでした。雪に空回りしてにっちもさっちも進まなくなってしまったんですよ。
タイヤチェーンも用意しておらず、30分は悪戦苦闘したでしょうか。
エンジンだけがブォンブォン音を立て、前にも後ろにも動かなかった時には、途方に暮れてしまいましたよ。
これ以上は危険と判断し、最後は車を乗り捨てて帰って来ました。
家まで歩いて20分ほどでしたかね。「明日の朝はこの道をまた歩いて、車を取りに行かなくちゃいけないのかなぁ」と軽く鬱になりながら、もはや寒いという感覚も忘れて歩きましたよ。
その後、4:00pm過ぎに雪が止み、道路の状況が少し改善されたように思えたので、車を取りに戻りました。一晩放置するのは、やっぱりイヤだからね。
たしかにいくらか走れるようにはなりましたけど、たった2時間やそこらで変わるわけもなく、大通りで再びスリップして車が前に進まなくなった時は、顔面蒼白でしたね。生きた心地がしないとは、まさにこのこと。
何とか家まで戻ることができましたが、車庫入れがまた大変。うちの駐車場は坂道の途中にあって、下手をすると横に滑って、隣とぶつかりかねないので、近くで雪かきをしていた人にも手伝ってもらいながら、死ぬ思いで車庫入れしましたよ。
ノーマルタイヤで雪道は二度と運転しません。大雪の時は、じっとしているのが吉!
今日は成人の日だったんですね。こんな大雪で、成人式が中止になったところもあるんじゃないですか? 成人の日って、関東地方は雪の特異日なんですかね。何気に降られますよね?
本当に長くて大変な一日でした。冬の爆弾低気圧、侮るなかれ。