2012-10-05 (Fri)
意図せずに言われた「ありがとう」
会社からの帰り、アパートに着いて、いったん着替えてから買い物に行くか、先に買い物してしまうかしばし迷って自転車を止めていました。
そこへ前方から自転車が。
そしてすれ違いざまに「ありがとうございます」と、明るくお礼を言われました。
「へ? 何が?」と首をかしげる僕。
通り過ぎた自転車は、後部に子供を乗せたお母さんでした。どうやらすれ違いにくいだろうと思って僕が止まってあげてた(みたいな形になっていた)から、お礼されたみたいです。
あ、いや。僕はそんなつもりで止まっていたわけでは・・・・・。
何だかね、とても恥ずかしくなってしまって。
と言うのも、僕は性根が意地悪いので、もし本当にすれ違うことになっていたら、きっと止まってまで待ってあげることはしなかったと思うんですよ。
たまたま意図せずに、僕が親切をしたみたいになって「ありがとう」なんて言われ、自分の心の醜さが逆に際立ってしまったような気がして、恥ずかしいやら気が引けるやら。
お礼を言ってくれたお母さんのように、何事も善意と捉えて、感謝の気持ちを忘れない人になりたいなぁとしみじみ思ったのでした。