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ネットの占いに「外国人と話す機会があるでしょう」というようなことが書いてあって、そしたら本当に話す機会があったんですよ！ 占い、見くびってたぜ。恐るべし！

新宿をブラブラしていたら目的の店がわからなくなってしまい、携帯を確認しようと日陰でガードレールに腰掛けていたら、男の子がトコトコと寄ってきて道を尋ねてきたんです。20歳くらいの中国人の男の子でした。
自分も迷っていたので「いや、ちょっと俺もこの辺詳しくなくて」と言ったのですが、なんかちょっと通じていない。「ワタシ、アンマリニホンゴシッテイマセン」と相当な片言。なのでゆっくりはっきり「わからないんだ。ごめんね」と言うと「ア、アア〜」と頷きました。

普通ならそこで終わるはずなのに、僕は何を思ったか「学生さん？」と聞いたんです。人見知りのこの僕があり得ない言動ですよ。占いを逆に意識していたのかなぁ？
遼寧省の瀋陽から語学留学で日本に来ていると言っていました。瀋陽がわからない僕に「大連の近く」とか「故宮がある」とか、手に漢字を書きながら一所懸命説明してくれて、10分くらいは話したかな。

領土問題でゴタゴタしている折も折、中国では各地で反日デモが勃発し、日本人としては非常に不愉快ですが、日本のことを知ろうと勉強している中国の青年と束の間話をして、日中の政治的な事柄も国同士できちんと話し合って、いつか理解し合える日が来たらいいと思うのでした。