2010-11-29 (Mon)
嗚呼、ホイットニー
仕事上、お客様からクレームを受けることは、ままある話なんですが、同じ業界の人からクレームがありました。内容的に「できない相談だ」と僕が答えたところ、事態が大きくなってしまって、上部にまで話が及んでビックリ。だってすごく些細なことなんだもん。
結果的にはこちらの言い分が正しいので、相手方に折れてもらう形になりました。そもそもグレーゾーンの業務だったのに、白黒つけようとするからいけなんですよ。バカだよねぇ。
昨夜ザッピングしていたら、石川さゆりが『天城越え』を歌っている昭和61(1986)年当時の映像が「第43回日本作詩大賞」で流れていました。さゆりさん、若い!
若さもさることながら、さゆりさんは驚異的ですね。歌唱スタイルは完成されている。しかも時を経て最近の『天城越え』を聴いても、当時と遜色ないどころか、より艶っぽく熟成されていますからね。まさに日本の宝です。
そう思ったのは、ホイットニー・ニューストンの最近の映像を見たから。
少し前にリン・ユーチュンという台湾青年の『I Will Always Love You』に感動して、久しぶりに本家を見たくなり、動画を検索したら、ライブ映像が何件かヒットしました。
映画《ボディガード》が公開された頃のホイットニーの歌唱は、紛れもなく「神から与えられし声」という素晴らしさで、まさに鳥肌ものでしたが、あれから18年。悲しいくらいガラガラ声のオバサンになっていました。
アーティストにはピーク・絶頂期ってのがあるのだと痛感せずにはいられませんでしたよ。それが一瞬の人もいれば、さゆりさんのように長く保っている人もいるということ。
昔の映像とかを容易に見られるってのは、アーティストにとっては諸刃の剣。輝かしかった頃を見てもらえる反面、落ちぶれたらそれも露わになる。怖いですねぇ。