2010-08-12 (Thu)
これだから国家権力は
警察の落とし物係と名乗る人から電話が掛かってきました。
拾得物の中に我が社の発行物が入っていたから、そこから電話番号が調べられないかとのことでした。当然、そんな個人情報を伝えるわけにはいかないので断ると、「いや、そちらから連絡してくれないか」と、ずいぶん厚かましい申し出。「それはこちらの仕事ではないので」と言うと、「なら連絡取れなくなるけど、どうする?」と、意味不明な問いかけをされました。
「それは私の知る範疇じゃない(←知ったこっちゃないと言いたかったが)」と突っぱねると、今度は僕の名前を聞かれ、そして最後に吐き捨てるように「じゃあ、連絡はつかないということで」と言って電話を切られたんです。
ハァ!? 連絡がつかなかったら俺のせいとでも言いたいわけ?
落とし主の手掛かりがあれば、連絡を試みようと考えるのは当然だし、協力したい気持ちもなくはないけれど、こっちだってコンプライアンスというものがあるんだ。たとえ親切心からであっても、みだりに個人情報を教えたり、利用したりはできないの!
――という旨を、こちらから電話をして、上席にクレームを入れてやりましたよ。
警察官ってそういう意識が低すぎ。社会の秩序が守られてるのは警察のおかげとは思っているけれど、「警察なんだから協力しなさい」という態度は時々承服しかねることがあります。だいたい人に名前を尋ねておいて、自分は名乗らないなんて言語道断。偉そうにすんじゃねーよ。
本当なら最初に電話してきた人に代わってもらい、非礼を詫びていただこうかとも思ったけれど、上席に「大変不愉快です」と強い口調で告げ、謝罪させました。
警察官の皆が皆、そういう人ではないだろうけど、非常に気分の悪い出来事でした。