2010-05-15 (Sat)
迷子
甥っ子たちの保育園で遠足がありました。
そんなこととはを知らずに、たまたま午前中のうちに実家に行くと、ちょうど園児たちを発見! 跡を追うことにしました。小高くなった森を入っていくと、甥っ子たちが何か歌を歌っているところでした。YutaもKotaもすぐに僕に気がついてくれて「あ、おじちゃんだ」と、若干不思議そうな顔で手を振ってくれましたよ。
樹にロープを張って即席の遊具を作り、子供たちは楽しそうに遊んでいます。
僕はめちゃくちゃ腹ペコだったので「帰るね、あとでね」と告げて、その場を離れようとしたのですが、それまで目もくれずに遊んでいたKotaがこちらをいつまでも見送っているので、帰るのが忍びなくなり、近くのスーパーで昼飯を買って再び合流することにしました。
スーパーに行くと、2歳くらいの男の子が一人で遊んでいました。
「きっと近くに保護者がいるだろう」と思い、カメラ屋などを覗いて戻ってみると、男の子はまだ一人。しかもかなり焦っている様子。キョロキョロと両親を探している風なのですが、如何せんまだ言葉を喋れないの。僕は声を掛けてあげようか迷いながらその子を見ていると、年配の優しそうな女性が話し掛けました。「ボク、お母さんは?」
それを見て、ほかの人たちも少しずつ集まってきました。ところが見知らぬ大人に取り囲まれ、とうとう男の子はパニックに。しかし年配の女性はさすがでした。抱き上げて子供を落ち着かせ、店員に迷子放送を頼んでいました。とても冷静。
こんなとき、僕みたいなのは無力ですね。抱いてあげようにも、僕はおそらく子供が最も怖がる風貌。デカいし。きっと子供は余計にパニックになっちゃうよ。
それより親は無責任だよな。僕が見た限り20分近く放ったらかしにして。どんな事情があったか知らないけど、言葉もろくに喋れない子を一人にする? どのツラ下げて引き取りに来たのか見てみたかった。