2010-04-08 (Thu)
褒められた記憶、怒られた記憶
自分が小学校の時の記憶ってほとんどないのですが、入学式の日に先生から褒められたことを、ふと思い出しました。
式の間、とても寒くて僕は太股の下に手を入れて、身じろぎもせずにじっとしていたんです。ただ寒さを堪えていただけなのだけど、それが先生には心証が良かったらしくて、「とても良い子でしたね」と褒められたんです。
それとは真逆に、怒られたことも記憶に残っているものですね。
社会人になったばかりの頃、すごく怒られたことがあります。飲み会があって、新人なのでちやほやされて良い気になって酒を飲んでいました。お開きになり、僕がさっさと席を立ち店を出ようとすると、先輩が一言。「いつまでもお客様気分でいるんじゃねーぞ」と。はじめは言葉の意味がわからなかったのですが、諸先輩が出払った後に忘れ物がないかなどを確認しろ、ということだったのです。
その時は「そんな小さなことで」と、少しカチンと来たのだけれど、今でも言われたことは頭に残っていて、酒席を含め、目上に対する心得として自分の糧になっていると思います。
人一倍忘れっぽい僕でも、これだけ印象に残ってるんだもの。人間の成長には「褒められる、怒られる」ってすごく大きなことなんですよね。
入学式シーズンです。新入生の皆さん、いっぱい褒められて、時には怒られて、バランスの良い大人になってください。