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8:00pm。衆議院議員選挙の開票速報特番が一斉に始まりましたね。日テレ除いて。
驚いたのは、各局とも獲得議席数の予測を出し、軒並み「えー！？ 民主党ってそんなに議席を増やすの？」と、にわかには信じがたい数字が並んでいたこと。300越えって本当！？ 投票所の出口調査の精度は結構高いのだと力説していましたけど、そうなのかなぁ。

でもじきに民主圧勝、自民大敗が確実であることが、白日の下に晒されましたね。開票予測は当たらずとも遠からず。しかし予想はしていたけど、予想以上だった。これまで与党だった大物議員が次々と落選して、代わりに見るからに急ごしらえの民主党の新人候補が当選。もうお口あんぐりですよ。
麻生さんがしがみついていた泥舟は、いつ選挙に踏み切ったところで結局は沈没していたんでしょうね。もはや往生際が悪かったという印象しか残っていません。もっと早くに解散していたら、どうなってたんだろうね？ あるいは任期いっぱいまで引っ張ったら？

ただ、民主党が政権を取ったところで、日本の政治・経済が劇的に良くなるわけではないってことは肝に銘じておかなければならないと思うんです。
民主党なんて、元を正せば自民党の一派閥みたいなものだし、だいいち劇的に変わる良策があれば、とっくに自民党政権でだって実現できてたはず。即効性のあるカンフル剤的施策などないんですよ。政治にしろ経済にしろ、5〜10年のスパンで動いていく話なのですから。

でも国民はこう考えるんです。
「ちぇっ、民主党になっても、生活はちっとも変わらないじゃないか」と。
過度の期待を寄せた分、熱が冷めるのも一気。なので、よほど目に見える成果がない限り、次回の選挙では民主党はボロ負けするに違いない。スキャンダルなんかもボロボロ出ちゃったりなんかしてね。

所詮この世は、一握りの特権階級のために回っていて、僕らが想像もつかない裏の世界で、シナリオが出来上がっているんですよ、きっと。 ･･･悲観し過ぎですか？