2009-06-17 (Wed)
甘酸っぱすぎるぜ!
朝、電車に乗ろうとしたら、扉の側に立っていた男子高校生が、何やら満面の笑みでこちらを見ている。振り返ると、同じ学校の女子が乗るところでした。女子ももちろん満面の笑み。
「ああ、付き合ってる二人が電車で待ち合わせしたのね」などと思いながら、一緒に電車に乗り込みました。
――混み合う車内。付き合ってると思った二人は、なぜか妙に距離を保とうとする。とりわけ女子は電車が揺れる度に僕にはもたれかかってくるくせに、男子のほうには断固として近づかない。混んでいるのだから空間を広く取らないで欲しいのに。
端から見ていても、明らかにお互い好意を持っている男女なんだけど、まだお付き合いの段階には至ってないんだろうな・・・。色恋沙汰に鈍い僕でもわかるわ。つーか、わかりやすいわ。
で、ついおせっかい心に火が点いて、電車が揺れるタイミングを狙って、僕にもたれかかっていた女子を、男子のほうにグッと押したんですよ。
こっからが可愛かった!
バランスを崩した女子は、男子の胸の辺りに頭突きするように寄り掛かり、男子も突然の出来事に女子の肩をギュッと掴んだんです。
- 女子
- 「あ、ごめん」
- 男子
- 「ううん、大丈夫?」
- 女子
- 「あ、うん」
あんなに弾んでいたお喋りは、この後しばし無言に。そして二人とも顔が真っ赤になっていました。ええー!? どんだけ純なのよ。でもいいよね、いいよね、青春よね。
てかオジサン、相当余計なことした? 構わんよね? 善いことしたよね?