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2008-10-16 (Thu)

ギャグから見える若者言葉

うちの課長、最近やたらと「違うか」を連発するんですよ。当然、何か冗談を言い放った後に「違うか」と自分にツッコムわけだけど、なぜかもう一度念を押すように「違うか(by ものいい)」って感じで言い直すんですよね。仕方なく僕も「ああ、流行ってるやつですね」って感じで笑ってあげるんだけど、そういうの非常に面倒臭い。

昨夜の「爆笑レッドカーペット」で、ものいいの片割れ(吉田サラダ)とキングオブコメディというコンビがコラボレーションしていました。
セーラー服姿で語尾に「〜みたいな!?的な!?」と付けて騒ぐ娘と、ジョークを飛ばしては「違うか」と一人ボケツッコミするお父さんが繰り広げる鬱陶しさ満点のコント。
結構笑えました。

自分もあまり他人のことは言えませんが、この「〜みたいな」「〜的な」という言い回しを多用する若い子ってホント多いよね。英語だと“like something”と訳せばいいだろうか。断定した表現を避けるための“ぼかし言葉”と位置づけることができると思います。たしかにあまり断定的に物を言ったりするよりは、曖昧に表現することが美徳とされる風土が日本にはあります。でも若い子たちの使う「〜みたいな」「〜的な」はそんな美徳とは程遠くて、いささかイラッとすることがないですか?

「なんかー、授業中先生がずっとこっちをガン見しててー、うち的にはかなり“ウザっ”みたいな。マジちょー微妙なんですけど。ってか意味わかんないから」

・・・・・僕的にはあなたの日本語が“ウザっ”なんですけど。
これは朝の通勤電車内で聞こえてきた女子高生の会話。キングオブコメディはこの苛つく感じをデフォルメしてウケてるのだから、こういう会話のどこかがいびつであるということは、女子高生たちも薄々わかってるんじゃないかしら。であれば、美しい日本語もきちんと身に付けて、状況に応じてきちんと使い分けられるようにして欲しいとオジサンは切に願います。

 

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