2008-05-12 (Mon)
総理大臣になるんですって
フジテレビの月9と言えば、これまで数々のヒットドラマを生み出してきた放送枠。4月スタートのドラマが居並ぶ中で、今夜初回を迎えたのは、木村拓哉主演の「CHANGE」。5月2週目からのスタートとはかなり異例なんじゃないかしら。けど、ダラダラと中身のないドラマを12回も続けるより、8回くらいでスパッと完結してくれたほうが、僕は良いと思います。
ストーリーもちょっと見、かなり荒唐無稽。小学校の教師だった男が、政治家だった父親の事故死を機に、衆院選の補欠選挙に立候補することになり、やがて総理大臣へと上り詰めていく――というところまで公表されています。まあ、あり得ない。そんなファンタジーを、どの程度リアリティを持たせながら作り上げていくのか、かなり興味のあるところ。今日は30分拡大版でしたが、何気に最後まで見てしまいました。
木村拓哉のドラマって、実はあまり見たことがありません。ちゃんと見たことがあるのは、おそらく「HERO」だけじゃないかと思います。彼の演技は良くも悪くも、常に“ザ・キムタク”なのが気になって仕方ないんですよ。特に連ドラでは、どれも彼の雰囲気を想定してキャラクターが作られているようで、何を見ても同じに見えてしまう。ものまねタレントのホリが「ちょ、待てよ!」って言うのに象徴されるようなアレ。
でも今回はちょっと違う。スカした感じはなく、ちょっとマヌケで子供たちに親しみを持たれているような温厚な人柄。やっぱり日本でいちばんのスターだなぁと思わせる美しいお顔だけど、少しも嫌みがなく、好感の持てるキャラクターになっています。今回の木村拓哉は見る価値アリかもよ。
そして、脇を固める深津絵里、寺尾聰、風間杜夫あたりがさすがに上手。