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昨日流れたNHKのニュースによると、東芝がHD DVD事業からの撤退に向けて調整に入っているのだそうです。
それってわりとビッグニュースじゃなぁ〜い？！
東芝からの正式発表は今のところないようですが、NHKさんに流布されたら、ほぼ確定のようなもんだよね。アメリカの映画会社の動向とか見ていたら、こうなるんじゃないかとは思っていたけれど、予想外に早く決着が付きましたね。もっと粘ると思ってた。東芝には当然大きな損失が出ることになるんだろうけど、僕ら消費者には歓迎の決断です。良かった、良かった。
これでソニーさんの勝利ってことになるのか。かつてベータとVHSが企画競争をしたときはソニーが負けたから、その雪辱を果たしたみたいですよね。

ただ、すぐにBDを買うかどうかは、また別のお話。
“次世代DVD”という位置付けなので、主な使用目的は、映画などの長時間の動画を高画質で記録すること。だけどまだまだ価格も高いし、ソフトも少ない。汎用性も低いし、将来性も未知数。たしかにDVDの5倍以上の記憶容量だし、多層化が可能ということなので、さらに大容量の記録媒体として期待を集めていますが、もしかすると映画やドラマは、いずれオンデマンドで配信される時代になり、ディスク媒体自体の存在価値が低くなるかも知れません（まあインフラの整備が成っていない状況では、それはずいぶん先のことになるとは思うけど）。かつてのLDみたいなことにならないか見極めてから買っても遅くはないでしょうし、今のところDVDで不満はありませんからね。

ところで“次世代DVD”って呼び方は、おかしいよね？ 同じ12cmの光ディスクだし、主な目的が動画の記録となればしようがないのかも知れないけど、BDは規格がDVDとはまったく違うから、“次世代”はやっぱり変でしょ？ 屁理屈こねて敢えて言うなら“DVDの次の世代の光ディスク”って感じ？ あ、ウザいですね、こういうの。