2008-01-19 (Sat)
テレビ局の思う壺
近頃、連ドラの視聴率獲得戦法なのか、これまでの放送分のダイジェストを土日にやったりしますよね。うっかりそれを見て、テレビ局の思う壺にハマってしまうことも少なくない僕ですが、1月から始まったドラマ「1ポンドの福音」の初回ダイジェストを見ちゃいました。
原作は、「週刊ヤングサンデー」に不定期連載されていた高橋留美子の漫画。単行本全4巻。1987年に発表されて、完結するまで20年も掛かったのだそうですよ。主人公は、食欲旺盛のため減量に挫けてばかりいる駆け出しボクサー。彼が恋するお相手は、修道院の見習いシスター。
神に仕えるシスターのラブストーリーというと、プラトニックを通さなければいけないというステレオタイプが生む面白さが基軸となるのでしょうか。趣は全然異なるけれど、名作《サウンド・オブ・ミュージック》の雰囲気も感じました。一方のボクサーはちゃらんぽらんで根性なしで破天荒。このカルチュラル・ギャップ。読者や視聴者の気を惹かないはずがありません。
毎度のことながら、漫画のことはまったく不案内なので、初回ダイジェストを見て、初めてどんな物語なのかを知った次第。で、完全にテレビ局の思う壺にハマり、今夜の第2回もしっかり見てしまいました。
主演はKAT-TUNの亀梨和也。スッとした二枚目だけに、今回くらいハジけた役のほうがお似合い。相手役は黒木メイサという女の子。役柄なのか芝居が堅くてぎこちない。役名のシスターアンジェラが、どうしてもアンジェラ・アキを想起させるんだよね。