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以前、僕が怒鳴り散らした箸にも棒にもかからない“ぼくちゃん”が、ここのところミス連発。一週間に一回は何かやらかしているんです。ちょっと手綱を緩めるとすぐにこれだ。「ここは一発、気合いを入れ直さないと」と思い、朝から叱りつけました。とにかく片付けろ！と。

基本、片付けのできないヤツなので、僕も少し手伝います。するとどうだろう。山積みされていてはいけない書類が出てくるわ、出てくるわ。その度に「これ何？！」と聞く。 ･････返事が返ってこない。質問しても沈黙が長い。するとイラつく。そしてまた、わけのわからない書類。再び問いつめても返事なし。イライライライラ。僕の怒りはどんどんボルテージが上がり、しまいには烈火の如く叱りつけていましたよ。

「おまえみたいな働きぶりで、給料もらってるのはおかしくない？」
「この職場にいる気あるの？」「辞めるんなら早いうちに辞めてくれよ」
「この仕事に向いてると思ってる？ わかりませんじゃねーよ、向いてねーよ」
「いい歳した社会人が、こんな怒られ方して屈辱的じゃないのかよ？」

人を怒るのってエネルギーが要るもんですね。なんかその後、グッタリきたもの。
今日は彼より早く帰社したけれど、明日の朝、職場に行って、もし机の上がまだ汚かったら、また明日も叱らなくちゃいけない。間を置くと、「うるさく言われるのは一瞬だけ」なんて、ナメられますからね。