tuneful.jp

一度に二つの誘いがあったら、より引力の強いほうに行ってしまうのが人の常というもの。
けど、それが同じくらいの引力だったらどうします？ 単純明快に誘いの早かったほうにしますか？
僕はそういった場合、大抵は慎重に天秤に掛けます。条件を列挙して、損得を勘定して、総合的にどっちが自分にとってメリットが多いかを判断します。そういう男なんです。

つーか、今日は課の送別会があったのだけれど、あんまり気が進まなかったので、前々から誘われていた別の飲み会のほうを取った、ってことが言いたかっただけなんだけどね。

三週連続、週末は渋谷。しかも店も同じ。
実はそのお店が近々店じまいするっていう話が出ていたんですよ。僕は一年くらい前から通っていて、お店のお母さんとも顔見知りになったのですが、そのお母さんが引退すると聞いて、今日は店のお別れ会と銘打って集まったんです。
･･･と思っていたら、なんと店のオーナーの方針転換で、もう少し続けることになり、お母さんも引退しないで頑張るんだとか。それは何より。

で、今日の飲み会は何の集まりだったの？ ま、いいか。

週末に二日続けて飲んでしまいまして、うっすらと気持ちが悪い。
だけど今日はめちゃくちゃ忙しい。何しろインフルエンザにかかり、ろくすっぽ家事もしていなかったものだから、ゴミは散らかり放題、洗濯物は溜まり放題。何はなくとも着る物がないと困っちゃうので、まずは洗濯機を2回まわし、クリーニング屋に大量のYシャツを預けました。午前中はほぼそんなんで終わってしまいましたよ。

午後は実家に向かいました。
今日は何となくワインが飲みたい気分（←二日酔いなのに）。しかも甘口ワインが飲んでみたい気分だったので、いろいろ見て回り、フランス産の甘口ワインと、イタリア産の辛口ワインを土産に買ってみました。

夕食はパスタにしてもらい、辛口、甘口とも開栓。
僕ったらワインについて、本当に何の知識もないもので、購入した甘口ワインはどうやらデザートワインと呼ばれるような物で、ビックリするほど甘く、とてもパスタと合う感じじゃないの。でも、僕が飲まないと誰も飲まないので、甘口ばかり3杯ほど飲んだのですが、やっぱり甘過ぎて嫌になってしまって。
そこで辛口をちょっといただいたら、ワタリガニやムール貝のダシの利いたトマトパスタと相性バッチリ。料理との相性って大事なんだってことを実感しましたよ。

ちなみに妹はワインの知識が少しあるようで、「甘口ワインならドイツ産がいいと思うよ」とのこと。リースリングという品種のブドウで作られているのが良いらしいです。ちょっと尊敬。

朝から甥っ子たちに付き合って、いっろいろさせられました。
現在、彼らがハマっている絵本が「とんとん とめてくださいな」というやつで、ざっと20回は読んだでしょうか。読み終わるときに「おしまい」と言うのだけれども、どうやら「おしまい」と「もっかいみる（もう一回見る）」ってフレーズがセットになっていると思ってるみたい。必ず「もっかいみる」って言い出すんですよ。仕方なくエンドレスリピートで読んであげるのです。

その後、歩いて近所の小学校まで行って、ボール蹴り。グラウンドは霜が降りていて、陽が当たっているところはぬかるんでいました。ちょっとボール遊びをしただけで泥だらけになってしまい、ボールを水道で洗ったのですが、その水の冷たいのなんのって！ 延髄までキューーンと来るほど冷たかった。Yutaは最近何かとお手伝いをしたがり、僕にボールを「はい」って渡してくれるんですよ。

帰ってから昼ごはんを食べて、少し横になりました。甥っ子たちは昼寝の時間。Yutaが寝ている僕の隣に来て、自分で勝手に布団を被って寝はじめたんです。近頃、Yutaはおばあちゃん、Kotaはおかあさんが側にいないと決して眠らないのに、今日は珍しい。伯父さんと寝てくれるなんて、嬉しいなぁ。

起きてからみんなで買い物。甥っ子たちの靴が欲しいということで、センター北のアカチャンホンポへ出掛けました。買い物は任せて、僕は甥っ子たちと店に飾られていた雛壇を見たりして時間を潰していましたよ。二人とも『うれしいひなまつり』の歌がお好きのようで、BGMに合わせて口ずさんでいました。

大阪府知事選なんてものをやっていたらしいですね。
当選したのは橋下徹とかいうタレント弁護士。まったく、大阪の人たちってどうして知名度で選んじゃうんだろう･･･。よく知りませんでしたが、対立候補だった熊谷貞俊は“阪大のガリレオ”なんて異名を取る人らしく、それ聞いただけで当選は無理っぽい。おそらく福山雅治ファンは怒り心頭ですわ。だいたい氏がもし本当に“ガリレオ”ちっくな人だったら、そんな変わり者に知事なんてやってもらいたくないってもんでしょう。民主党ってなんかズレてるんだよなぁ。それにしても橋下弁護士･･･あの笑顔が生理的に嫌いなのよね。

それと、大相撲。昨日が千秋楽だったらしいですね。
優勝したのは白鵬。謝罪だ何だと騒動を巻き起こしていた朝青龍と直接対決をして勝ったのだとか。今場所は連日、テレビで取り上げられていたので、盛り上がっていることは知っていましたが、その取り上げ方はほとんどが朝青龍の話題。
彼は“ヒール”なんですって。僕は格闘技とかまったく見ないから、“ヒール”って何？ 女性の靴のこと？ とか思っていたけど、いわゆるプロレスの悪役のことなんですね。どんな扱いだよ、朝青龍。「ヒールは絶対的に強くなきゃ務まらない」とか持ち上げられていたけど、つまりは憎まれっ子扱いなんでしょ？ 仮にも横綱なのに。
かつての千代の富士のような正統派ヒーローは出て来てくれないのかなぁ。

最近、仕事に追われてばかりでろくにニュースも見ないから、社会情勢とか本気で疎い。35歳としてあるまじき状況。

こないだ桜新町の駅前にある携帯ショップで機種変をしようとしたら、僕の欲しいやつは現在、生産がストップしていて、予約をしてもいつ入荷されるかわからないと言われました。マジか！？ と思いながら、時間があれば家電屋とか覗いて、在庫があるか聞いたりしていたんです。

そしたら今日、新宿に用があって出掛けたら、一軒目に入った大手家電品店でソッコー買えましたよ。え？ 全然普通に買えるじゃん？ 何だよ、こないだの携帯ショップは。騙しやがって。ものの40分で手続きも全部終え、ついに最後まで手に馴染まなかった前機種ともおさらば。ちょうど1年のお付き合い。

新しい機種はN905i。

ワンセグも見られちゃうし、世界中で使えるらしいですよ。セーヌ川のほとりとかアンコールワットとかピラミッドの麓からとか。今のところ使う予定はありませんけど。ボタンは押しやすいし、ネットを見る時もダウンロード速いし、なかなか好感触。

何しろ前の携帯は、とにかく使い勝手が悪くて、メールするのが嫌いになって、それがもとでフラれたからね（←それだけが理由じゃないだろっつーの）。これからはメールもバンバン打つし、返信だって超特急でしちゃうよ。

近頃、にわかにハンドボールが脚光を浴びていますね。
なんでマスコミが「ハンド、ハンド」と騒いでいるのか、いきさつを知らないので、僕はさっぱり話題に乗れていない感じ。ただ、今日の試合は北京オリンピックの出場が懸かっていて、アジアハンドボール連盟と何やらすったもんだがあっての再試合だってことを、うっすらと聞いただけ。だけど、世間ではかなり盛り上がっているのはわかりました。職場でも「今日はテレビでハンドボールの試合を見るから早く帰ります」なんて、にわかファンが早々に退社して行きましたからね。

で、結局男女とも負けちゃったんですね。何だかなぁ。
不正があってもなくても負けちゃうんだったら、再試合だ何だと騒がなくても良かったんじゃないの？ どうせ脚光を浴びるのなら、実力・強さで浴びて欲しいところ。

それにしても、ここんところ宮﨑大輔という選手をやたら目にするのですが。今回の盛り上がりは、きっかけが審判の判定に関わるすったもんだだとしても、後のほとんどは宮﨑選手目当ての女性たちと見た。イケメンですもんね。試合のチケットが発売から数分で完売したってニュースをやっていましたが、絶対に彼女らの仕業。従来からのハンドボールファンが、突然大挙して押し寄せるわけがない。
まあ、どうでもいいですけど。どうせルールもわかんないし。

それと素朴な疑問。ハンドボールのゴールキーパーって何が楽しくてやるんですかね？
あんなの、的じゃん、的。まともに球を食らったらめちゃくちゃ痛そうだし、僕だったら絶対に無理。ゴールキーパーに志願するなんて、究極のマゾ？とか思っちゃうんですよ。その代わり、1対1で止めたときなんてカッコイイけどね。

連日の残業、ご苦労さん！
･･･なんて言ってくれる人もおらず、夕飯を買って、一人部屋でテレビを見て寝るだけですよ。それだけですよ。それだけですが、何か？

そんな感じでちょっとふて腐れ気味でテレビを点けたら、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の名物コーナー“新・食わず嫌い王決定戦”に、ゲストで小池徹平と友近が出演していました。
友近って、良いですよね。ネタも面白いし、話術も一流だと思うけど、何より彼女がいるだけで、場の空気がパッと明るくなるっていうか、和むっていうか。それはもう、天性のものだと思います。

いるだけで周りを明るくできる人――常々そういう人になりたいと思ってるのですが、僕はむしろ威圧的と言うか、場の空気をピリピリさせてしまうほうかも知れない。だから友近みたいな人に、とても憧れます。
逆に、いるだけで周りを不愉快にしてしまう人っているじゃないですか？ 発する一言がいちいちイラッとさせるようなやつ。あれも一種の才能ですよね。

とにかく、明るい空気を身に纏いたい。そういうものに私はなりたい。（by 宮沢賢治）