2006-07-12 (Wed)
クリップから一軒家
朝、「めざましテレビ」を見ていたら、カイル・マクドナルドがついに一軒家を手に入れたというニュースをやっていました。彼のことはちょっと前から知ってはいたけど、まさか本当に実現するとは、羨ましい限りです。
カナダ人のカイルは、ガールフレンドのためにマイホームを手に入れる方法はないかと考え、昨年の7月に「craigslist」という物々交換サイトに、赤いペーパークリップを掲載。
それが魚の形をしたペンと交換されたのを皮切りに、あれよあれよとスノーモービルになり、やがて地元ラジオ局のDJの目に止まり、ついには一軒家までたどり着いたっていうわけです。
日本には「わらしべ長者」という民話がありますが、実際にわらしべを一軒家にしようと試みる人はいません。それをやってのけたのは夢のような話だけど、この話を真似して物々交換のサイトが増えているのだそうです。
もちろん物を粗末にしない点では環境にも良いし、物々交換自体が悪いことではないですが、カイルに便乗して一財産こさえようなんて考えているヤツはあまり感心しません。
彼はラッキーだっただけで、世間は働かずに家をくれるほど甘くはないし、だいたい今よりももっと良い物と交換したいという根性は間違ってますね。太古の昔から、物々交換は“等価”と決まっているんですから。
ところで、誰か僕の要らなくなったディスプレイを、何かと交換しませんか?
・・・たとえば一軒家とか。