2006-03-20 (Mon)
台湾紀行 Vol.3
台湾三日目。バスで九份へ。
ここはホウ・シャオシェン監督の《悲情城市》の舞台にもなった場所。最近では宮崎駿の《千と千尋の神隠し》で、千尋の両親が豚になっちゃう屋台のシーン(これを言ったら、みんなに「へえー」って言われた)で使われた山の上の町。
台湾に来てからずっと天気は良くなかったのですが、九份のいちばん賑わう通りを歩いていると本格的に降り出してきました。でも、雨も良かったんですよ。なんて言うか情緒があって。昨夜の士林の夜市同様、雰囲気を味わうだけで終わりだったけれど、僕は一人で結構浸っていました。トニー・レオンも来たのかな、とか。
午後はフリータイムになり、台湾スイーツ(苺のかき氷)を食べた後、占い横町へ行くことにしました。ところが辿り着くのに一苦労。そもそもガイドブックや地図をろくに見ないもんだから、おおよその見当だけ付けて向かってしまい、横町の入り口(地下道)が全然わからなくて。
お年寄りなら日本語がわかるかと思って声を掛けたんですがダメで、行天宮の案内所みたいな所では一緒に行った人が筆談。大体の方角は教えてくれたけれど、細かいことはわからず、最後に声を掛けた女性がなんと英語が通じて、“Follow me.”と言ってくれた時は女神かと思いましたよ。
占いの結果は内緒。でも僕のラッキーカラーは黒と赤らしいです。
台北最後の夕食は店を決めていなかったので、行き当たりばったり。
で、たまたま入ったのが“極品軒”という店。ここがね、大当たり! めちゃくちゃ美味かったんですよ。いちばん美味しかったのはハンバーグ。ええ、ハンバーグ。と言ってもあのハンバーグじゃございません。なんか柔らかいパンに角煮みたいなのを挟んで食べるやつなんですけど、これが絶品。同行している中に小学生がいて、その子があのハンバーグだと思って注文したのが、意外や意外の絶品料理が出てきて驚き、みたいな。
ほかにも相当な数の料理を頼んだけど、一人500元(約1,800円)程度だったんじゃないかな。店も小綺麗だし、ここ絶対にお薦めです。
食後、タクシーでTAIPEI 101(目下世界一高いビル)の展望台へ。ふかわりょう似のタクシーの運ちゃんは日本語も英語も通じず、またも筆談。と言っても掌に「101」と書いただけで解ってくれました。昼間の雨のせいで、ビルのてっぺんのほうはガスってましたが、91階の外の展望台まで出た時には少し雲が切れて、夜景もまあまあ見えて良かったですよ。でも、下からビルの大きさを見るほうが迫力があって、僕は好きかも知れません。
さてこれで、主要な観光スポットは網羅したかな。