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2001-10-07 (Sun)

尊い命、尊い平和

ついにアメリカが、アフガニスタンに空爆を開始しました。
報復・・・言うなれば、ただの“仕返し”でしょ? アメリカってキリスト教の国ですよね? 僕は宗教のことはよく分かりませんが、“目には目を”みたいな考え方は教えに背くことなんじゃないんですか?

たしかにすべての始まりはテロリストたちにあります。彼らが、犠牲となったアメリカに正当に罰せられるのは、仕方のないことだと思います。
だけど、この空爆はそれとは程遠い気がするんですよね。タリバンを悪者と決め付け、アフガニスタンを無差別に攻撃をすれば、新たな憎しみを生み、新たなテロを招く。報復がもたらす結果なんて、そんなものですよ。

丸腰の民間人を巻き込むような、そんな軍事行動をとれば、それはテロリストとやっている事は変わりません。もちろん、軍人だから犠牲になってもいいってことはないと思います。誰しも家族や愛する人たちがいて、その一人一人の命が尊い。その尊い命を奪う権利は、誰にもないはずです。正義を振りかざしているアメリカにだってない。結局、戦争・殺し合いからは何も生まれないし、何も解決しません。きれい事かも知れないけれど・・・。
悪いのはテロリスト。アフガニスタンでも隣にいるイスラム教徒でもありません。

ところで最近よく出てくるビン・ラディンですが、名前の読み方は“オサマ”? それとも“ウサマ”? 母音の数の少ないカナ表記では、表現できないってことですか? どっちでもいいんだけど。スミマセン、余談でした。

“もし誰かが右の頬を打ったら、左の頬をも差し出しなさい”(「新約聖書」マタイ伝5章39節)

 

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