2001-08-31 (Fri)
秋はすぐそこ
長い長い8月がようやく終わってくれましたよ。
あんなにうるさかったセミの鳴き声は、すっかり最後の悪あがき程度で、夜になると秋の虫たちに取って代わっています。気づくと今日など、なかなか涼しくて過ごしやすいじゃないですか。ああ、秋なのね。
最近、ふと口ずさんでしまう歌。
『大きな古時計』
――名曲ですよね。幼いながらに胸がキュンとなりましたねぇ。今聴いても、口ずさんでも、やっぱりキュンとなります。
真夜中にベルが鳴った おじいさんの時計
お別れの時が来たのを 皆に教えたのさ
天国へ登るおじいさん 時計ともお別れ
今はもう動かないその時計 (訳詞:保富康午)
ここ最高! 情緒不安定なときに聴いたら、涙が出ちゃいそうですよ。
アメリカの作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが自分の子供のために書いた『Grandfather's Clock』という曲で、日本に最初に紹介されたのは、NHKの「みんなのうた」。昭和37年のことだそうです。
『友とコーヒーと嘘と胃袋』
――これがね、なんか口をついて出て来ちゃうんですよ。
Mr.Childrenの「Q」というアルバムに収められている曲。
僕はたいてい、メロディー(旋律)やヴォーカル(歌声)先行で曲の好き嫌いが決まります。詞が頭に入ってくるのは、だからメロディーを覚えてからなんですよ。初めは言葉の響きだけで覚えているので、その曲が何を言っているのかへ辿り着くには、相当聴き込まなければなりません。だけど、この歌は違いました。最初に詞がスッと頭に入ってきたんですよ。
途中、立川談志みたいな口調とトヨタのファンカーゴのCMを合わせたような、アドリブの早口台詞にハマっています。
後先とか考えちゃ駄目だよ だってそもそも
今日の自分なんて初めからないも同然だからね
(中略)
飲む達人になりたいね
ある意味もう憧れに近い感じがあるよ
(中略)
でも僕はね 脱線はいいけど惰性で生きちゃ駄目だね
これ僕のポリシーよ 惰性で生きちゃ駄目 これ僕のポリシー
上手いこと言った 上手いこと言った (作詞:桜井和寿)