2001-01-12 (Fri)
Electrostatic Damage
寒く乾燥した日が続くと悩まされるのが、そう、静電気。車のドアや玄関のノブに触れた瞬間、コピーをとる時などにバチッ! 僕なんか、あのイヤ〜な感じが軽くトラウマになって、金属製の物に触れるのを躊躇してしまうほどですよ。まず手の甲とか爪の先でおそるおそる触ってみるのだけれど、やっぱりバチッ! 来るってわかっていても「あっ!」とか叫んでしまいます。
そもそも、静電気って何?
すべての物質には、プラス(+)とマイナス(-)の電気が同じ量だけ存在し、バランスが保たれています。しかし、摩擦や接触、剥離など外部から力が加わり、(+)と(-)の電気のバランスが崩れることを“帯電”と言います。つまり、流れてる電気(動電気)とは違い、ほとんど動かずに静止している電気を“静電気”と言うのです。
特に冬は、空気が乾燥しているし、重ね着をして衣服が擦れ合ったりして、体内に静電気がたまりやすくなっています。それら蓄積された静電気が、電気の流れやすい金属などに触れて空気を通して一気に放電される時に起こるのが、あのパチパチくんの正体なのです。
普段は溜まった静電気を、空気中に自然に放電しているわけですが、現代の生活スタイルは、その自然放電がされにくく静電気を溜め込みやすくなっているのだそうです。
たとえば、電化製品やOA機器を使用すると、それらが(-)の電気を吸い寄せてしまい、(+)の電気を帯電しやすい環境になる。また、食べ物やストレスの影響で、体が酸性化していると(-)イオンが減少し、やはり静電気を溜め込んでしまう。
そうして、ますます静電気に悩まされてしまうんですね。
僕は最近、「静電気軽減リング」というのを購入しました。
“有機導電性繊維”なるものが編み込んであって、手首にはめているだけで、体内に溜まった静電気を空中に放電してくれるというスグレモノ。これは画期的です。
効果のほどは、明らかに実感できるってほどではありませんが、ひどいパチパチはいささか減ったようにも思います。それに何よりも気休めになるんでね。それまでは、マジで触るのが怖かったコピー機も、さほどビクビクすることもなくなりました。これは精神的に良い。
ドラッグ・ストアなどで売っていますので、興味のある方はどうぞ。