2000-12-31 (Sun)
さよなら、20世紀
いよいよ20世紀の、いちばん最後の日になってしまいました。僕がまだ小学校だった頃、想像だにしなかった未来が今、目前です。世紀末的雰囲気は、僕の周りにはおよそありません。
でも、結局はそんな風に時間って流れていくものなのかなぁって。
何はともあれ大晦日でございますよ。年末です。
師は走り、僕も忙しいはずなのに、何にもする気が起こらない。今日も一日、何をするわけでもなく終わってしまいました。
紅白歌合戦も・・・ま、あんなもんでしょ。えらいノスタルジックな作りにしてあるとことか、どうも気になりましたね。ピンク・レディーとかアリスとか、その他古い歌。そんなに振り返らなくても良いんじゃないのって感じました。
振り返ると言えば、過ぎ去りし20世紀というのは、やはり惜しむべきものなのでしょうか。
・・・ふと考えてしまいます。
便利に快適に生きていくことを追求するあまり、人間はひたすらに自然を蝕み、ただただ破壊をしてきた100年ではなかっただろうか? いくつもの戦争があり、殺戮があり、世界には現在もなお、無数の地雷が埋め込まれていて、毎日誰かが犠牲になる。
今、僕はとても恵まれているけれど、そういった様々な犠牲の上に成り立っている生活であることを、改めて考えなきゃいけないと思うのです。
そういう意味で、惜しむと言うよりは、きちんと20世紀を捉えて、過ちを再び繰り返さぬために、振り返るべきなのでしょうね。
21世紀は、あまねくすべての人たちが幸福で、誰にとっても明るい未来が来たらんことを願っています。
さて、年越しそばでも食って、除夜の鐘を聞いて、寝るべし。