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マスク・オブ・ゾロ

The Mask of Zorro

1998 / アメリカ
監督
Martin Campbell
出演
Antonio Banderas
Anthony Hopkins
Catherine Zeta Jones
Stuart Wilson
Matt Letscher

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ジョンストン・マッカレーの小説「怪傑ゾロ」を下敷きにしたヒーローアクション。原作は1920年に発刊、サイレント時代から十数回は映画化されているとのことだが、今回ゾロは引退興行から始まる。

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スペイン支配下時代のカリフォルニア。民衆の英雄ゾロと呼ばれるディエゴ(アンソニー・ホプキンズ)だったが、宿敵ラファエル(スチュアート・ウィルソン)に妻を殺され、娘エレナも奪われ投獄されてしまう。それから20年後、カリフォルニアに戻ってきたラファエルに復讐するため脱獄したディエゴは、町で盗賊の青年アレハンドロ(アントニオ・バンデラス)に出会う。ラブ大尉(マット・レッシャー)に兄を殺され仇討ちしようとしているその青年が、かつてゾロを手助けした少年だと知り、ゾロの後継者にすべく彼に訓練を施すのだった――

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最後は、金鉱をめぐるラファエルの悪事を懲らしめるという痛快なストーリー。バッサバッサと人が斬られて死ぬけれど、そこはチャンバラ。難しいことを言っては無粋というもんだ。民衆に支持される義賊なんだから、当然悪者しか殺さないに決まっているでしょ。わっはっは。
ちんけな盗賊がいきなり貴族たちと洒落まで交わしたりして、アクションが見たい向きには中だるみに感じるかも知れないが、《マイ・フェア・レディ》のアスコット競馬場のシーンさながらで、僕はこういうの大好き。

バンデラス、ゼタ=ジョーンズは、それぞれフェロモンがムンムン。この二人の一騎打ちのカットはキューティーハニーも真っ青の色っぽさだ。アレハンドロがどんどん男前になっていくのも注目。
ホプキンズはアクションも相当頑張っているのだが、やっぱり“Charm.(気品だよ)”なんて台詞が似合う。でもかっこいい!

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