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めぐり逢えたら

Sleepless in Seattle

1993 / アメリカ
監督
Nora Ephron
出演
Tom Hanks
Meg Ryan
Ross Malinger
Bill Pullman
Rosie O'Donnell
Barbara Garrick
Victor Garber
Rita Wilson
Rob Reiner

妻を亡くして落ち込む“シアトルの眠れぬ男性”サム・ボールドウィン(トム・ハンクス)。息子のジョナ(ロス・マリンジャー)は、父親を心配しラジオ番組に相談する。たまたま番組を聞いていたアニー・リード(メグ・ライアン)は、「マジックのような出会いで、心から愛していた」と、亡き妻への想いを語るサムに共鳴する。ボルチモアで新聞記者をしているアニーは、間近に結婚を控えていたが、サムのことがどうしても気に掛かり、「バレンタイン・デーにエンパイア・ステート・ビルで会いたい」と手紙を出す。偶然が重なり二人はその日、ニューヨークに居合わせるのだが――

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レオ・マッケリー監督の《めぐり逢い》をモチーフにしてあるため、この邦題となったのだろう。台詞や情景が引用されていて、往年のファンには懐かしいだろうし、知らなくても興味が湧く。グレッグ(ビクター・ガーバー)とスージー(リタ・ワトソン)夫妻を交えてサムが夕食を採る場面。泣きながら映画のワン・シーンを語るスージーに男たちは唖然。代わりに《ガンガ・ディン》の話を嘘泣きしながら語るのだが、僕も好きな映画のシーンを、いかに素晴らしいか友達に語っちゃったりするからなぁ。わかるよ、こういうの。それと、アニーの同僚ベッキー(ロージー・オドネル)が言う“Men never get this movie.(男には分からないわね)”にも爆笑である。

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まあ、いくら映画とはいえ「あり得ないだろう・・・」とつぶやいてしまいそうな展開も多い(空港でサムがアーニーに一目惚れするところとか)し、正直くだらない内容ではあるんだけれど、見終わったら運命なんてもんを信じたくなるかも知れないよ。ハッピーなエンディングが見たい時には暇つぶしにどうぞ。トム・ハンクスはちょっと貫禄がついてきてしまったが素敵な父親ぶりだし、メグ・ライアンは相変わらず可愛い。

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