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ユージュアル・サスペクツ

The Usual Suspects

1995 / アメリカ
監督
Bryan Singer
出演
Gabriel Byrne
Kevin Spacey
Chazz Palminteri
Stephen Baldwin
Kevin Pollak
Benicio Del Toro
Suzy Amis
Pete Postlethwaite

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カリフォルニアのサン・ペドロ埠頭で貨物船が爆発、27人が死亡した。関税特別捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)は、コカイン取り引きに絡む事件と見て、ただ一人無傷で生き残ったキント(ケビン・スペイシー)を尋問する。キントの供述から、事件は“カイザー・ソゼ”という黒幕が関与していることが次第に明らかになっていくのだが――

見終わっての感想は「やってくれるなぁ」。結末には相当びっくりした。

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とにかく冒頭からグイグイ映画に引き込まれる。本作でアカデミー賞を受賞したクリストファー・マックァリーの脚本はおしまいまで観客を飽きさせない。事件をめぐるミステリーを、ちょっと不気味なケビン・スペイシーの語り口で徐々に明かしていく演出も秀逸だ。スクリーンには絶えず緊張感が漲っていて、総合的に良く出来た作品だった。
役者もなかなか揃っていて、特にガブリエル・バーンは甘いマスクが目を引く。

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ただ何を血迷ったのか、僕はこの映画を2回も見てしまった。結末を知っていれば当然緊張感も何もなく、話をなぞって行けば行くほど、「結局、何が(どこが)本当の話なの?」と虚しさが湧く。2回見る映画ではなかった(そんな事わかりそうなものなのに・・・)。
それにしても恐ろしきは映像の力である。映像が目の前に映し出されることで、われわれ観客はキントの話を頭から信じてしまうわけだ。そこがこの映画のトリックの肝。

ところで、僕の周りには映画の途中でラストを予測できたと言う人がいたのだが、どの辺で判るの?

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