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恋人たちの予感

When Harry Met Sally...

1989 / アメリカ
監督
Rob Reiner
出演
Billy Crystal
Meg Ryan
Carrie Fisher
Bruno Kirby

男と女はセックスが絡むので、友情なんて成り立たない? 僕は必ずしもそうとは思わないけど。いずれにせよ、気分が乗らない時に見ると実にくだらない内容。まあ、クリスマス・シーズンに恋人と見たりするのが良いかもねぇ〜

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サリー・オルブライト(メグ・ライアン)はシカゴ大学を卒業後、ニューヨークに出るために、友人のボーイフレンドのハリー・バーンズ(ビリー・クリスタル)と一緒の車に乗り合わせる。お互い意見が合わず、第一印象は最悪なまま別れ、5年後に再会するが、それぞれ付き合っている相手がいた。
さらに5年後、その相手と破局したところに再会。友達として互いの悩み事などを相談し合う二人は、微妙な関係を保つのだが――

結局、体の関係になり、「なぁ〜んだ、やっぱりなるべくしてなるのねぇ」ってことでジ・エンド。そりゃそうでしょ。サリー役のメグ・ライアンがとってもチャーミングなんだもの。2年もの間、彼女みたいな女性としょっちゅう顔を合わせて、何も感じないほうが不自然。まあ、これがもっとブサイクな女だったら友情のままで終わっちゃうのかもね、世の中って残酷。
とは言え、最後に結婚をする二人を見ると、男女の友情とは幸せな夫婦への第一歩ってことなんだろう。何組かの老夫婦のインタビュー・シーンが、この映画の結論を確信づける。

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残念ながらビリー・クリスタルの魅力が僕には解らなくて、恋愛映画としては少々ときめきに欠けた。見ている男が全員凍りついてしまいそうなメグ・ライアンの絶頂シーンをはじめ、男女の本音(?)の部分が笑える。
ほかに見どころは12年の時間の流れと、ニューヨークの風景。秋のセントラルパークなんて素敵だよぉ。
それと音楽(ハリー・コニックJr.)のセンスの良さ。ガーシュインの『Let's call the whole thing off』って曲が面白い。

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