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2013-06-13 (Thu)

もらって欲しい物がある

桜新町の駅構内のベンチに座っていたら、すぐ近くで高校生のカップルが話をしていました。
会話の中身は、彼女が何か比較的大きな物を通販か何かで買ったのだけれど、家に置けないので彼氏にもらってくれないかというようなこと。

彼女
「ねえ、ちっとさ。うち、もらって欲しい物があるんだけど」
彼氏
「え? 何?」
彼女
「てかさ、とにかくもらってくんない?」
彼氏
「だから何?」
彼女
「物だよ。ね、お願い」
彼氏
「いや大丈夫。てか無理だから。マジ申し訳ない」
彼女
「ホントにホントに。もらって」
彼氏
「ホントごめん。無理無理」
彼女
「いいじゃん、もらってよ」

その「物」ってのが結局何なのかは判明しないまま電車が来てしまったのですが、おそらく置き場に困るような物なんでしょう。
「もらってくれ」と言うだけで、それが何かを明かさずただひたすら頼む彼女と、ヘラヘラと断り続ける彼氏。もらって欲しい「物」が何なのかわからないまま、端でその会話を聞かされるほうは本当にイライラしますよ。「だから彼氏、それが何かをまずちゃんと聞けよ!」

そして、そんな空をつかむだけのまったく実のないやりとりが、喧嘩になるわけでもなく、3分も続くことに呆れ感心さえしてしまいましたよ。
僕だったら、「物」が何なのか言わないのなら、三度同じことを繰り返された時点で「しつこい!」と怒って、会話を遮断してしまうだろうなぁと思って。
だってその彼女、本当にしつこいんだもん。
でもこういう場合、怒らずにヘラヘラとしている男のほうが女子受けが良いのか?

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