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2010-11-30 (Tue)

長年の仕事を辞める日に

朝、通勤の際に立ち寄るコンビニエンス・ストアで、とても気持ちの良い応対をしてくれる年配の女性店員さんがいます。見たところ60歳過ぎているでしょうか。会計するときに「寒くなってきましたね」などと言葉を交わしてくれて、その人のレジに当たるといいなと思いながら順番待ちをするんです。

今朝は運良くその人に当たり、会計をしていたら、突然「長い間ありがとうございました」と言われました。驚いて見上げると、その方が涙目で「わたし、今日で辞めるんです」と仰るじゃないですか。コンビニの店員さんに退社の報告をされるなんて思ってもみなかったので、僕は面食らって、気の利いたことの一つも言えずに出て来てしまいましたが、その方が涙目だったのは、きっと心ある常連客から労いの言葉でも掛けてもらって感激したんでしょうね。
そうか、今日は月末だもんね。


1年8ヶ月もやらされていた庶務のお仕事。転勤前も9ヶ月間ショムニだったので、実際は2年5ヶ月もやらされていたんです。嫌いなのに。
何が嫌いって、要は身内のあれこれを世話する部署なんですよ、庶務って。早い話、雑用係。僕が側を通ると「あ、あそこの蛍光灯が切れてるんだけど」とか言ってくるわけです。腹の中では「自分で替えれば?」と煮えくり返っていても、笑顔で「はーい、取り替えまーす」とか言わなきゃいけない仕事です。まあ、僕は笑顔で答えたりはしませんが。
それに、我が社の事業内容とは無関係なことを日々やっているので、自分の実にならない。ステップアップにつながらないという面もあります。

やっと今日で、大嫌いだった庶務のお仕事ともおさらば
どんなに嬉しいことだろうと今日を指折り数えていたのに、何だかいつもと同じように一日が終わっていきました。明日からも普通に庶務のお仕事をやらされそうな、変わり映えのない一日。誰からも「今までご苦労さん」みたいな言葉があるでもなく、こみ上げるものも特になし。
え? 今日は本当に月末ですか?

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