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2013-04-24 (Wed)

流暢に話すだけが話術じゃない

ずいぶん前からやっている番組なのに、最近「あれ? 結構好きかも知れない」と気づいたのが「ホンマでっか!?TV」で、おそらくその道ではかなりの高名な先生たちが出ていらっしゃって、結構アカデミックなことを話してらっしゃるにもかかわらず、わかりやすく軽妙な雰囲気なのが良いんでしょうね。

とくに好きなのは、心理学者の植木理恵さん。
お話は理路整然としているのに、時々面白いことを織り交ぜたりなんかして、さすが心を研究している先生ですよねぇ。グッと捕まれる。とても魅力的だと思います。

そんな植木先生の発言で、今日一で気になったのが――

「標準語より関西弁のほうが1.8倍真実味が増す!?」
関西弁に限らず、ジャパネットたかたの社長のように、少しイントネーションがある人や話し方に間がある人のほうが、購買率が高いのだそうです。
方言は親近感につながり、親近感=真実性というロジックらしいです。
植木先生曰く、流暢に話す人は「嘘っぽい」と思われやすく、上手に喋れない人(要素)に「本当っぽさ」=信頼度を感じるとのことでした。

これね、そのとおりだなぁと思って。
うちの会社は地方出身が比較的多いのですが、中でも北関東や福島県出身の人は訛りが強くて、でもその人たちのお客様への説明の上手なこと。僕なら「ちょっと馴れ馴れしいかな」と感じる言い回しでも、北関東訛りだと平気なの。憎たらしいほどに。

自分の話をちゃんと聞いて欲しかったら、よどみなく話すことばかりを心掛けず、少し間を置いたりしながら話すのもテクニックなんですね。
そう言えば、戦場カメラマン、最近見ませんね。

 

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