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2012-12-18 (Tue)

勝利ではなく相手が自滅

「日本は二大政党制に移行していく」なんて言われていたのは、幻ですか?
あっと言う間に自民党政権に戻ってしまいましたね。このことは、3年前の日記にも書いたとおり、決まっていたことではありますが。
この間、東日本大震災という大きな大きな出来事があり、民主党はその失策もあって、もしかすると想定していたよりも短命だったのかも知れませんけど、いずれにせよシナリオはできていたんですよね。

一時は、いかにも人気の取れなそうな谷垣禎一氏が総裁を務め、自民党は風前の灯火かと思うこともありましたが、さすが戦後60年を牽引してきた自民党だけのことはあります。見事に体裁を整えてきましたもんね。

安倍晋三――第90代内閣総理大臣。5年前に意気地なく辞めてったというイメージが強いのですが、それでも民主党よりは良いだろうということで、彼(自民党)が選ばれたわけですから。どんだけ人材がいないんだって話ですよ。
ここへ来て閣僚候補に、あの漢字を知らない麻生太郎氏(9月の総裁選挙で安倍氏を支持した)の名前も挙がってきているようだし、旧態依然たる何の変化も期待できない政権になるであろうことは、目に見えるようです。

いずれにせよ今回の選挙は、自民党が大勝したのではなく、民主党が大敗したまでのこと。
決して自由民主党が人気・支持を回復したわけではないことを、議員の皆さんはゆめゆめお忘れなきように。

それにしても、野田さんはなぜこのタイミングで衆議院を解散したんですか? 元から辞めるつもりだったにしても、唐突なタイミングだった印象は拭えません。やっぱり誰かが決めたシナリオのとおりなんですかね。そうとしか思えないですよ。

 

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