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2012-07-02 (Mon)

遅まきながら触れずにはいられないこと

日記を一年半お休みしている間、僕の身の回りに起こったいちばん大きな出来事。と言うか、日本に起こった出来事。

東日本大震災 2011年3月11日。

揺れた瞬間、僕は上野の職場にいました。
頑丈な鉄筋のビルなので、そんなにグラングランしなかったのでしょうね。何かが倒れることもなかったし(デスクを汚くしていた人の山積み書類が崩れただけ)、「ちょっと大きいかな」と感じる程度で、僕自身は結構平然としていました。
だけど腰を抜かしてる女性、壁に張り付いてる同僚、中には大声で「避難経路確保!」とか言いながら、妙に張り切っている年配職員とかいて、正直「そんなに?」と思ったんですよね。僕、あまり恐怖を感じなかったんですよ。

皆は家に帰れるか、家の物は倒れていないか、家族は無事かなど、当然ながら心配の嵐だったのですが、固定電話も携帯電話もつながらないし、交通網は完全にストップ。

慌てたところでどうすることもできないので、職場の人たちと「電車が動くまで飲みますか」と、6:00pmから居酒屋で飲み始めましたよ。
ところが11:00pmになっても地下鉄は動かず、ならば会社に泊まるしかないと、職場に行ってみました。すると、すでに帰宅を諦めた職員たちがわんさか。

そのまま再び飲み始め、僕は3:00am過ぎにとうとう記憶を失くしてしまいました。そしてフラフラと職場を出て、神田橋まで歩き、タクシーを拾って帰ったようです(覚えてない)。後から考えると、よくタクシーを拾えたなという状況だったらしく、ツイていたのかも知れません。

要するに僕はあの日、大変軽薄だったということです。
地震から一週間ほどニュース映像などを見聞きし、次第に明らかになる地震や津波の犠牲を知り、あまりにも不謹慎で軽薄だった自分を恥じて、3日ほど自己嫌悪に陥りました。3日で立ち直りましたけど。
今さらですが、当日の自分の行動を深く反省をするとともに、犠牲になった方々のご冥福をお祈りし、早く元気いっぱいの日本になるように一緒に頑張りましょう。
・・・・・ホント、すみません。

 

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