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2008-06-28 (Sat)

明菜ファンは読まないで

二日続けての飲み会に、少々グッタリ気味。明日は雨が降るみたいで、気象予報士が「今日の晴れ間を有効に使いましょう」と話していたんだけど、どうにも体が動いてくれない。グダグダとiPodに中森明菜のベスト盤を入れたりして午前中が終わってしまいました。

今回改めて中森明菜の歌を聴いて思ったんですが、彼女って歌が下手だよね。「歌姫」なんてタイトルのカバー曲集を何枚も出しているのが、おこがましいとさえ感じますよ。
たしかにトップ・アイドルだったので、いくつか名曲は残しています。『スローモーション』『セカンド・ラブ』『飾りじゃないのよ涙は』『ミ・アモーレ』『難破船』の5曲は後世に残ると思う。あとはクソみたいな曲ばかり。人に感動を与えようとか、そういう志の見えない、何を伝えたいかわからない歌ばかり。

さらにデビューからわずか5年で、極端に歌唱力も衰え始めていることが、ベスト盤を聴くとよくわかります。それが証拠に1986年にリリースした2枚のアルバムは、リスナーを馬鹿にしたかのような作品。一枚目の「不思議」というアルバムは全編ボーカルのレベルを極端に下げ、エフェクト処理を施してあるので、何を歌っているのかがわからない。二枚目の「CRIMSON」についても、ほぼ全編を囁くように歌っていて、ボーカルが非常に聴き取りづらい。どちらも彼女の歌唱力の無さをごまかすために採った手法と思われても仕方がない。

「CRIMSON」の中に、後に竹内まりやがセルフ・カバーをして大ヒットした『駅』という曲があります。夫・山下達郎が明菜の『駅』を聴き、その楽曲の解釈に対して納得がいかないと、夫人にセルフ・カバーを薦めたというエピソードがあるそうですが、なるほど、さもあらん。独自のスタイルも大切なことだけれど、作家の意図した作品世界を具現できないのなら、その曲を歌う資格はないと思うんです。

脱線しますが、『駅』には次の歌詞があります。

今になって あなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも (作詞:竹内まりや)

これ、僕はずっと“私だけ愛してた”と思って聞いていたんです。自分だけの一方通行の気持ちだったのね、みたいな。でも人によっては、“私だけ愛してた”と解釈していると知り、ちょっと驚いたことがありました。よく聞けば、もしかするとそちらの解釈のほうが合っているのかな? 日本語って難しいですよね。

つらつらと書きましたが、ファンの方、お腹立ちでしたらごめんなさい。

 

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